東日本の出生数
東日本各都県(ここでは東北、関東両地方の全都県と新潟、山梨、長野、静岡の計17都県を指します)の昨年度(2023年4月1日~2024年3月31日)の出生数を、ちょっとまとめてみました。以下の通りになります。左から出生数、推計人口(2024年4月1日現在)、人口1,000人あたりの出生数(以下「出生率」と表記)の数値となります。青森県 5,539人 1,170,622人 4.88人岩手県 5,220人 1,150,784人 4.54人宮城県 12,203人 2,248,772人 5.43人秋田県 3,520人 902,060人 3.90人山形県 5,026人 1,016,262人 4.95人福島県 9,019人 1,750,349人 5.15人茨城県 15,325人 2,812,901人 5.45人栃木県 10,088人 1,885,491人 5.35人群馬県 10,280人 1,891,455人 5.43人埼玉県 43,523人 7,326,804人 5.94人千葉県 36,620人 6,270,470人 5.84人東京都 88,828人 14,133,086人 6.29人神奈川県 55,134人 9,218,071人 5.98人新潟県 10,759人 2,107,490人 5.11人山梨県 4,444人 790,368人 5.62人長野県 11,116人 1,991,977人 5.58人静岡県 19,468人 3,533,214人 5.51人こうしてみると、首都圏1都3県の出生率の高さが際立ちますね。一方東北地方は…都市部ほど若い女性の数が多いので出生率が高くなるというある意味単純明快な地域特性が伺えます。ただ、上記の地域に位置する政令指定都市の出生状況を見ると、必ずしも都市部ほど出生率が高いとは言えない状況も見えてきます。仙台市 6,654人 1,092,708人 6.09人さいたま市 9,547人 1,347,547人 7.08人千葉市 5,726人 981,909人 5.83人横浜市 22,663人 3,767,635人 6.02人川崎市 11,219人 1,548,254人 7.25人相模原市 3,970人 723,435人 5.49人新潟市 4,374人 767,713人 5.70人静岡市 3,613人 673,804人 5.36人浜松市 4,730人 776,750人 6.09人※参考東京特別区 64,804人 9,821,798人 6.60人さいたま市や川崎市のようにかなり高い出生率をマークしている都市もある一方で、千葉市や横浜市は県平均並み、相模原市や静岡市は県平均を下回るという結果になりました。この差はどうして生まれるのでしょう? ちょっとした疑問です。人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題 [ ポール・モーランド ]