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カテゴリ:展示
聖武天皇(45代天皇)で、深く仏教に帰依し、各地に国分寺を作り、東大寺を作り始め、盧舎那仏の開眼法要を行った。後に、光明皇后が大仏へ奉献した貴重な美術工芸品や貴品等を集め、正倉院に保存したことから始まる。
光明皇后が亡くなってから1250年余り、当時聖武天皇や光明皇后が使用していたものも含め、品物も書置き類も多くがそのままの状態で残されている。1000年位前には、儀式に使用され、一部戻ってこなかったものもあるらしいが、日本国内でも何度も権力者が変わり、戦火にも遭遇していると思うが、それが1250年経過した今の当時の状態で残っているものを見ることができる私達は、本当に幸せだと思う。 世界中探しても、そのような記録とともに纏まった貴品が残っているいるのは、日本の正倉院だけだと思う。 正倉院展も何度か訪れたが、段々と来訪者も増えてきているようです。今回展示されたものは、ごく一部ですが、それでも、現在の技術では造ることのできないようなものも拝観し、眼の保養になりました。 玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ) 色々な意味で、凄いしか言えない! 過ぎた年月を感じさせない美しく精巧なものでした。 正倉院展を見た後は、なら仏像館へ 奈良国立博物館所蔵の仏像も素晴らしいものが多いのですが、今回の客仏は、また素晴らしいものが多かった。 これは、室生寺 弥勒堂の本尊 国宝 釈迦如来座像 (以前は、室生寺に行った時には、毎回お参りできたのですが、今は特別拝観日のみだそうです。 ここの展示では、眼の前20㎝位ででも、拝観できます。感激!) 秋篠寺 伝梵天立像 顔は、乾漆像(朝と漆)の奈良時代作、首から下は木造の鎌倉時代 これも以前、秋篠寺で拝観しましたが、ここでは明るい照明の下でじっくりと見ることができました。 表情も造形も色彩も・・素っ素っ素晴らしい! 同じく秋篠寺 菩薩立像 こちらも、顔は乾漆像、首から下は木造だそうです。 合掌! これら以外にも、見応えのある仏像が沢山ありました。 私のような仏像好きな者には、なら仏像館は、最高のところです。自宅に帰って、仏像画集を再度見ながら、余韻に浸っています。(笑) 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.07 08:55:56
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