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カテゴリ:仏閣
櫟野寺(らくやじ)は、滋賀県甲賀にある天台宗の寺院で、正式名称は福生山 自性院 櫟野寺で、櫟野観音「いちいの観音」と呼ばれている。
天台宗の始祖 最澄が比叡山に堂宇(延暦寺根本中堂)を建立するため、巨木を探しに当地を訪れた時、792年に本尊である十一面観音座像を作り、当寺院を創建したと言われている。 石仏と石灯篭の間を山門に向かう 早朝で、一番乗りでした。(笑) 山門両脇には、金剛力士像 山門の扁額 紅葉は見頃かな? 今回は、33年に一度の本尊特別公開に合わせて、所蔵する主として、平安時代作成の22仏を一度に公開するというので訪れました。 2016年9月から12月に東京国立博物館で「 平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」という展覧会があったそうです。 それを機会に、画集も作られ、ここの仏達も少し私達にも身近になったようです。 本尊 十一面観音座像 薬師如来坐像 甲賀3大仏の一つ 観音菩薩立像 観音信仰は琵琶湖の周囲、滋賀県では特に熱心だったようです。 十一面観音は、周囲もどんな遠方も誰も見守っているよ!どんな苦難も見逃さないよという意味らしい。 大きな仏様で、切れ長な厳しい目で、少し下の方を見ておられるようですが、実物を見ると、下膨れのお顔で、色々な表情に見えます。 住職さん曰く、この観音様を拝んで、どのような表情に見えるか!と自分が感じたことが、現在の自分の状況であると言われました。 wifeは、温かく微笑んでいるように見えたと言っていましたが、私には、眼はそのまま厳しいまなざしのまま、御苦労さまと言われているようでした。(どのように理解したら良いのでしょう。 もっと、頑張れ!という意味か??) 平安時代初期のものなのに、衣服の色彩も残っており、素晴らしいものです。 足は腰の部分から外れるが、胴から頭、手首元まで、1本の木で作られているそうです。 (樹齢3000年位の櫟(いちい、くぬぎ)の木から作られているらしい。日本一の十一面観音座像) 薬師如来坐像 地蔵菩薩 観音菩薩立像 吉祥天立像 仏像拝観後、客殿裏の庭を散策 御朱印を頂いていたら、待合室で、東博に本尊他を輸送するビデオが流されていた。 これも大変な輸送であり、そのノウハウや技術も素晴らしいものでした。 観音様の足の裏はなかなか見られないですね! 東博での本尊他 展覧会 21万人が見学されたという。 満足して、本堂を後にする 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.23 11:21:41
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