品質管理を議員にも 2009-02-21
品質管理とは、「一定以上の品質を維持する事を目的としたマネージメント手法」である。トヨタの「カイゼン」であったり、対外的に不特定多数の顧客を相手にするときの品質保証をISO9001,ISO9002,ISO14001等を取得したり、民間の大手(小さな会社もあるが)会社では、色々な方法、対策をしている。品質を保証するとは、マネージメント手法だから、管理方法であるが、その対象には、機器類の維持管理もあるが、ほとんどは、「対人間、対社員、対顧客」に関するものである。一例であるが、ある船会社の船員には、1年以内に1回以上、無通告で、「薬物・アルコールチェック」が、第三者機関により実施され、拒否することはできない。(チェックの結果、黒の判断が出て、規則や法律に違反していれば、当然、自己管理できなかった事になり、即刻下船、解雇になる。)アルコール、酒についても、就業の8時間前からは飲んではいけないし(ゴックンしたかどうかの問題ではない!)、乗船中は、1日に飲めるアルコール量は決められていた。(船長は、個人毎に、飲んだ量も記録もしていた。)諸外国では、イスラム国のように禁酒国もあるが、酒を飲める国でも、国民は酔っぱらいに対しては日本のようにやさしくないし、問題を起こせば、すぐに監獄にぶち込まれる国もあるし、会社を解雇されるのは普通だろう。最近の大麻問題で揺れる相撲協会、大学生、スポーツ団体等や全世界に「日本人の恥」を晒した大臣を含め議員や公務員等に対しても、この品質管理を採用しなければならないのではないだろうか。(民間大手会社の常識では、こんな報道のような事態を起こせば、まず、解雇だろう。 彼の場合、大臣辞職どころか、議員辞職が当然ではなかろうか!プロのドライバーが飲酒運転をすれば、首になるのは当たり前、プロの議員が国会や国際会議、プレス発表の場で、酒の匂いをさせていれば、・・・ 当たり前だろう! それが、プロフェッショナルとして、最低限度の心意気でしょう。)この程度なら許されるなどという判断はない。 駄目なものはダメだと判断すべきです。各団体の品質保証をする以前に、当人の「個人の自覚、自己管理」が、いかに、曖昧で、且つ、周囲がルーズであるか、予測できそうである。個人だけでなく、政党も同様である。最近の報道を見ていて、現在ほど、国民と国会議員の意識の格差を感じた事はない。特に、与党の各議員については、もう、立腹を通り越して、呆れ果てるだけである。(トップも含めて、当人達は、少しでも風が変わって、選挙で自分達に少しでも有利になるとでも思っているのだろうか? 世論は、連日、彼等のアホの醜態と意識のずれ、官僚の言いなりをTVで見ていると、まだ、まともだと思っていた与党議員まで、同類に見えてきた。)国会答弁で、官僚の書いたメモを読むにしろ、小学生の朗読より感情の入っていない大臣答弁には、笑うしかなかったが、こんな議員も、前述の議員も、彼等を選出している地元は恥ずかしさを感じないのだろうか。1名だけ、この与党の方針に逆らい、決然と、離党した人が、ものすごく新鮮に見える。地盤がしっかりしていて、選挙に勝てるから、このような行動を取ったと与党のある人が言っていたが、これも、間違い。国民も、何度も、何度も、馬鹿さ加減をみれば、だんだんと分かってくる。ちゃんとした理念、方針、行動をしている人を、ぶれない人を、国民が選ぶのだと言うことを忘れてはいけない。夜中の冷たい土砂降りが強風と共に降り注ぐ中を、雨合羽を着て、重い鞄を担いで、仕事に行き、疲れて帰宅したときに、TV報道番組の中から馬鹿者達の遠吠えを聞くと、又、腑が煮えくり返ってきたのでした。