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カテゴリ:アメリカ映画
今日観た拾いものの映画、「バレー・オブ・バイオレンス」。イーサン・ホーク演ずる、心に傷を負った流れ者・ポールが「バレー・オブ・バイオレンス」と呼ばれる町デントンにたどり着く。その町で些細なことで悪徳保安官補佐・ギリーとトラブルになり町を出るが、ギリーに寝込みを襲われて愛犬を殺され、自身も殺されかける。ポールは復讐を誓いデントンに舞い戻る。そこから小さな町に血の雨が降る激闘が始まるのだった・・・。本当にシンプルなつくりであるが、本作の作り手が過去の西部劇をオマージュしていることが冒頭からわかり、ニッコリさせられる。まず、偽物の神父が出てくるが、これは「真昼の死闘」のシャーリー・マクレーンの尼僧を男に置き換えたもの。タイトルバックは、セルジ・レオーネにオマージュを捧げたものみたいである。音楽もマカロニ・ウェスタンのものを意識している。この映画は、この辺のことをすぐにわかる西部劇ファンを意識しているのであろう。アメリカにはそんな人は山ほどいるのであろうが、日本には? 特に、ネットに書き込む若い人たちはまったくわかっていなくて評価している。そして驚くほどの低評価。小生には、無駄なシーンはほとんどなく、人物描写も丁寧で、ところどころ新境地もある。佳作とはいかないまでも久々に楽しめた西部劇だった。イーサン・ホークはいつも通り良く、馬鹿な息子をもつ保安官役のジョン・トラボルタは損な役柄ながらマズマズといった感じ。それで評価点は71点。特に犬の使い方がうまくて+1点。
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最終更新日
2019.02.23 23:15:45
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