大いなる駄作「ターミネーター:ニュー・フェイト」
先日、東京の日本橋でこれを観ました。本当に居たたまれない気持ちになりました。その日の朝、ホテルでこの映画が駄作であるとのレヴューを観ていたので、羽田までの待ち時間は「ジョ-カー」を観ようと思っていました。しかし、平日なのにこれはsold out。東京の映画館を甘く見過ぎていたと反省しながら、待ち時間に合う会う映画を選ぶと、この「ターミネーター:ニュー・フェイト」しかありませんでした。しかも、吹き替え版。映画館で吹き替え版を観るのは我が人生で2回目。昔、小さい子供のためにロードオブリングを吹き替え版を観たのが初めてだったと記憶していますが・・・偉大な「ターミネーター2」の続編として期待して「ターミネ-タ-3」を見に行ったのが十数年前。あまりの酷さにずっこけました。点数は45点。テレビで観た「タ-ミネ-タ-4」は今までのターミネ-タ-とは関係ない映画と割り切って観たのでそこそこ楽しめたのですが。そして忘れた頃に、再び、偉大な「ターミネーター2」の続編らしいが、位置づけがよくわからない「タ-ミネ-タ- 新起動/ジェニシス」が登場し、ある意味予想どおりの駄作で48点。そして。今回、ジェームス・キャメロンが制作に加わったという「ターミネーター2」の正統派の続編としてこの映画。時間つぶしなので出て行く必要もなかったのですが、つまらない時間となりました。点数で50点。冒頭のアクションシ-ンが迫力があったので、前の映画よりも+2点としました。これらの映画が失敗する理由ははっきりしています。脚本がまったくダメだから。「ターミネーター2」で完結したスト-リーを蒸し返したような筋でつくっても面白いものができるはずがないのはみんなわかっているところ。それでも安全パイでつくってしまうのが大作の運命なのかも。それでも、サラ・コナーをフュ-チャーした段階で映画の企画が失敗しています。