障害者マジシャンの未確かな記憶　～可能性を広げるために～

さて、皆さんこんにちは、今日は久々の手品カテゴリーの記事です。

最近というわけでもないのですが、私は子どもたちに手品を教えるという活動もしています。そこで、今日は手品に苦手意識を持っている方に向けて記事を書きたく思います。私が手品師として手品のパフォーマンスをしようとする時にこんなことを言われる方がいらっしゃいます。

「すごいね～、私には手品出来る気がしない」

こんな言葉を聞くと凄くもったいない気がして仕方がないです。というのも、そういった方に何故ですか？と聞くと十中八九こんなことを言われます。

「私は不器用だから（手が小さいから・話下手だから・・・etc）」

せっかく趣味で手品をしようとか思ってもそういう思考があるから中々始められる人が少ないのではないか、それが全てでないにしても一端はある気がします。

このような考え方はとても勿体無いです!

というのも、プロの手品師さんの話を聞くと手先が器用だったから手品師になったと言われる方はほぼ皆無です。そんなことを言われると

「あ～、確かに」

と、思われる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか？え？そもそもプロの手品師の話を聞く機会がないって？・・・う～ん・・・それも確かに・・・

では違う角度から話しましょう、例えば趣味で手品の教室に通ってらっしゃる方とかの話を聞くとこうです。

「手先が器用になりたいから」「会話がうまくなりたいから」「人をだますのが好きだから」・・・etc

と、まあなんかちょっと違うのも一つありますがｗ、私が手品の教室に通ってた頃はこんな感じでした。

さて、どうでしょう？趣味で始められる方でさえ器用だからとかしゃべりに自信があるからとかそういう理由で始められる方は殆どいないんです。

そして、私が赤字にして書いた部分、ここがとても素敵だと思ったんです。「なりたい」という部分です。とてもシンプルですが前向きで理にかなった姿勢だと思いませんか？

これが大切なんです。手品に限らずなんでもそうですが挑戦心みたいなものでしょうか、そして、ここでもう一つ言えるのが手先が器用とかしゃべりが上手とかそういう素養は結果論だということです。

例えば手品師の前田知洋さんなんかはTVで言われてました。

「僕は不器用だったんですよ」

と、え？説得力がない？じゃあまたこう思って下さい。某マギーさんが言われました。

「僕ね、不器用なのよ」

ほら！どうですか！この説得力！ｗ

・・・と、ちょっと脱線してしまいましたが、前田さんは本当にTVで上のようなことを言われていました。

つまり、手先が不器用とかしゃべりが下手というのは手品をやる理由にはなってもやらない理由にはならないんじゃないかと思うんです。とは言え中々手品を始めようと思ってもどう始めていいか分からないのではないかと思います。確かに手品の教則本やDVDなんかは巷にあふれています。が、どの本なら簡単か、いや動画がいいなと思ってDVDを買ってもそこに自分が出来るものがあるだろうか？という不安もあるでしょう。

と、いうことで今回私はある提案を発信したいと思います。手品の家庭教師というのはどうでしょうか？

まだ提案の段階なので発進もしてませんし、お値段等も応相談という形で・・・

では何故私がその手品の教師に向いているのかというと、このブログを最初から御覧になっている方はお分かりと思いますが私は片腕の使えないプロマジシャンです。なので勿論常人離れした器用さも持っていないこともありませんが、それでも、いや、それだからこそ！片腕だけでたいして器用さを用いずに出来る手品も分かります。それにまあ一応プロでやっているので両手じゃなければ出来ないような手品もお教えすることは出来ます。

さあ、色々長々と書いてきましたが（いや、普段の記事に比べるとそうでもないかな？ｗ）

今回はこんな提案です。ご意見のある方いらっしゃいましたら、お気軽にコメント下さい。