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私がイキイキを自分でコントロールするということを意識しはじめたのは、いくつかのキャリやの理論や心理学の理論に出会ったことが大きい。
自分のもやもやした感覚に、定義と言葉を与えられ明確な理由があることがわかり、すとんとその理論が自分の中に落ちてきたのだ。 特に、ナンシー K シュロスバークの「転機理論」は、ちょうど非イキイキに突入していたときに出会ったので、まさに私の転機の一助となった理論である。彼女の本から少し引用して紹介したい。 転機には、良いものも悪いものもあり、予想していたものも思いがけないものもある。しかし、どんな転機であってもそれが起これば日常はかき乱され、自分の信念もぐらついたりするもので、新しい状況に順応するまでにはかなりの時間がかかるものである。転機は、大人の人生には不可欠なものであり、それに伴う衝撃や苦痛は避けることのできないものである。転機をどうみるかということが転機に対処する上できわめて重要である。また、変化というものは、それを良いもの、少なくとも悪くはないものと見るほうが、マイナスとみるよりはるかに受け入れやすい。変化の過程を理解し変化に対処する力や技を駆使しさらに磨きをかけることで、どのような転機においても自ら主導権をとってそれを乗り越えることができるのである。 【変化を克服するためのステップ】 1)変化を見定める ・どういう転機か ・自分の役割、日常生活、考え方、人間関係はどう変わったか ・転機の過程(今どういう段階にいるか) 2)リソースを点検する ・転機を乗り越えるためのリソースにはどんなものがあるか ●4つのSを考える ・Situation(状況) 状況についてチェックする際のポイントは1.転機に対する自分の評価、2.転機が自分の人生に与えた影響、3.転機の特性 ・Self(自分自身) 「自分自身」の何を使って転機に対処するかを考えようとすると、自分は何者か」という自己理解が重要となる。 ・Support(支え) 支えには、1.好意 2.肯定 3.援助という重要な3つの役割がある ・Strategies(戦略) 転機を乗り切る万能薬はなく、成功するためにはいくつかの戦略を状況に応じて併用し、臨機応変に使い分けなければならない。戦略タイプには次の4つがある。 1.転機をつくり変える 2.転機の意味を変える 3.ストレスを処理する 4.なにもしないでおく 3)受け止める ・転機を乗り切るための戦略を立て、そのためのリソースを強化する ・行動計画を立てる ・変化を活かす-変化に対する選択肢、理解、主体性を充実する 「『選職社会』転機を活かせ」ナンシー・K・シュロスバーグ著 日本マンパワー出版より引用 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 11, 2005 12:28:28 AM
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