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carla! carla! carla!

カバは赤い汗でスキンケアしていた!

カバの汗には日焼け止めや抗菌効果があるそうです。

カバが体の表面に出す真っ赤な分泌物を研究していた京都薬科大の橋本貴美子助教授(天然物化学)らのグループが、分泌物の色素を抽出することに初めて成功し、色素には有害な紫外線を防ぐ「日焼け止め」効果や、細菌感染を抑える抗菌効果があることも確認。“汗”でスキンケアしていたわけで、研究成果は5/27日発行の英科学誌ネイチャーに発表されたそう。

カバは古くから「血の汗を流す」と言われてきましたよね。カバの“汗”は、皮下腺からの粘液で、最初は無色ですが数分後には赤くなり、肌に張り付いて数時間と茶色に変わる。色素は化学的に極めて不安定ですぐに変色し、従来、分析は困難とされてきました。

橋本助教授は上野動物園、慶応大と共同で、同動物園のカバ、ジローとサツキの分泌物を調査。飼育員がふき取った分泌物を水に溶かし、濃縮具合や薬剤の使い方を工夫することで赤とオレンジの二つの色素の分離に成功した。分子構造も解析し、それぞれ『ヒポスドール(カバの汗の意)酸』、『ノルヒポスドール酸』と命名。特性を調べた結果、いずれも、地上に届く紫外線(波長290~400ナノメートル)の光を吸収することや、自然界にある化膿菌などを色素と共に培養したところ、菌の繁殖も抑えられたという。

橋本助教授は「突然変異の白いカバも長生きし、けんかが多いカバの傷はすぐ治る。赤い汗が紫外線や細菌を防ぐと言われてきたが、それが科学的に実証された。カンガルーは赤、ゾウは青い汗を分泌するといい、色付きの“汗”を出す他の動物も調べたい」と話しているそう。


…シミに悩まされ始めた私にはとっても羨ましいお話し。。。


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