カテゴリ:LIVEレポート
15年ぶりに再結成した憂歌団のライヴ島田和夫祭り行ってきました。
2日開催の初日9月7日(土)のほう。 会場に早めに着いたのでなんばHatch近くのオープンレストランで 食事してたら憂歌団の木村充揮さんがひょこひょこ来られて仲間 たちとコーヒー飲んでおられました。 まさに歩き方がひょこひょこって感じで普通のおっさん。 それでも私にとっては昔から憧れのブルースマン。 ミーハーっぽいけどサインもらいました。 大好きな「Blues」ってCDジャケットにね。 こんなことならLPのジャケット持って行けばよかったとちょっと後悔。 憂歌団で初めて買ったレコードが「Blues」で初めてのブルース体験も このアルバム。 スタンダードブルースのカバーアルバムだけど憂歌団の原点がここにある。 さて、ライヴの方はというとこれが早々にソールドアウトしただけあって なんばHatchが超満員。 座席指定のためフロアにはぎっしり椅子が敷き詰められている。 ロビーには焼鳥屋さんも出ていい匂いが充満。 ビールがばんばん売れてる。 さすが憂歌団のライヴだね。 ここでこんな風景見るの初めて。 お洒落ななんばHatchがいっきに場末のライヴハウスのようになってしまう。 これがブルースですよ。 オープニングは「ゲゲゲの鬼太郎」の憂歌団が出てるアニメがスクリーンに 上映されるというもの。 妖怪の歌を大ヒットさせるものの結末は妖怪に騙されて・・・。 声も憂歌団のメンバーがやってて結構おもしろかった。 それからRCサクセションの新井田耕造さん、ブルーハーツの梶原徹也さん、 ジュンスカイウォーカーズの小林雅之さん、そして三宅伸治バンド等の 杉山章二丸さんという4名のドラマーによるドラマーズ。 天国の島田和夫さんに捧げるドラマー達の見事な競演。 強烈なリズムに酔いしれましたよ。 素晴らしいものを見させてもらいました。 20分ほどのドラマーズの演奏が終わってCREAMの"I'm So Grad"が流れて セットチェンジ。 島田さんのドラムセットもステージにセッティングされました。 しかし登場するのは3人だけ。 木村充揮さん、内田勘太郎さん、花岡献治さんが登場ですよ。 久しぶりの憂歌団! 内田勘太郎さんのアコギでのスライドギターがたまらん! テクニカルで味があるわ~。 そこに木村充揮さんのしゃがれ声が被さってくる。 全然声が衰えてない。 タバコも酒もがんがんやる方なのに。 花岡献治さんのベースがブルージーなリズムを刻む。 ご病気のため酒はドクターストップらしい。 この3人の醸し出すグルーヴは昔と全然変わってない。 これぞ憂歌団のブルース! 島田さんのブラシを使ったドラミングが無いのがちょっと寂しいけど。 そこは3人の演奏を聴きながら脳内補正。 島田さんが降臨してるように感じたね。 島田さんのドラムセットでゲストドラマーが何曲か参加された。 どのドラマーも島田さんへのリスペクトが感じられて素晴らしかった。 MCは相変わらず憂歌団らしいグダグダしたもの。 木村充揮さんはくだらないオヤジギャグでスベりまくり。 それを野次るお客さん。 そのお客さんに「アホ、ボケ、カス!」と怒鳴る木村さん。 「酒や、酒もってこいあほんだらー!」とスタッフに叫ぶのもお約束。 ステージでの酒とタバコは木村充揮さんの必需品。 そんなやり取りをタバコ吸いながらボーっと待つ花岡さん。 チューニングして適当にギターかき鳴らす内田さん。 タバコはやめたらしい。 木村さんがきちんとタバコを消さなかったのを注意する内田さん。 おもしろすぎるー。 こんな自由なところが憂歌団なのだ。 なにも変わっていない。 MCはグダグダだけど曲をやり始めるとビシっと決める。 往年の名曲をどんどん繰り出してくる。 もう感動しまくりですよ。 加山雄三のカバー曲"君といつまでも"では途中のセリフに 「死ぬまで歌い続けるぞ~!」というアドリブかましてくれた。 ちょっとウルっときたね。 バラード"胸が痛い"での「せつなすぎてうずくまる」という歌詞も 響いたな~。 ボクサー、俺の村では俺も人気者、嫌んなった、ザ・エン歌、シカゴバウンド、 ミッドナイトドリンカー、おそうじオバチャン、スティーリン等々 代表曲はほとんどやってくれたかな。 それでもやってくれなかった曲もある。 名曲!?"パチンコ"はやってくれなかった。 お客さんからも「パチンコやれ~!」って声が何度もかかってたけど。 なんでもパチンコはやめたらしい。 やめると歌えなくなるものらしい。 アンコールにも応えてくれて3時間を超えるパフォーマンス。 グダグダMCを省いたら30分ぐらい短縮できたかもね。 でもそのグダグダも憂歌団のライヴのうちだから・・・。 最後はバラード"Woo Child" 泣かないで きっとすぐに 逢えるから 風の中で♪ という歌詞。 島田さんに捧げるかのようなバラードに感動した~! 最後は「これからもボチボチやっていきます」という木村さんのMC また憂歌団に逢えるんだね。 もう15年も待たせることは無いんだよね。 ゆっくりでいいからいつまでも憂歌団を続けて欲しい。 死ぬまでブルースやり続けて欲しいね。 島田和夫祭りは憂歌団のブルースに酔いしれた最高の祭りでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.09.09 21:46:16
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