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CAROLが来ると笑いあり、CAROLが来ると楽しいぞ~CAROLが来ると福がくる! 関西初!CAROLはワンちゃんの写真館 すべての写真の著作権はCAROLにあります。個人で楽しむ以外は無断使用を禁じます 「おはよう!」「おはようございます!」彼は非常に明るく元気に挨拶をしてくれる。車で すれ違った時にも軽く笑顔で会釈をしてくれた。彼が16歳の時にバイクの免許証を取得 し、自分の貯めた貯金で目新しいバイクを磨いていた。よほど嬉しかったのか毎日のよう に磨き、手入れをしていた。「バイク、かったんか」「はい、めちゃよう走るんです」彼ははに かみながら嬉しそうに喋るもバイクをふく手を止めなかった。彼は中国残留孤児三世であ る。幼いときに一家で日本に永住してきたのだ。小学校、中学校と卒業し、家族の事を思 ってか彼は夜間の高校を行きながらボクシングの世界に飛び込んだのである。口べたな がらハングリーに満ちたその目は意志の強さを表す。プロの試験に合格したものの、さす がにプロの世界は厳しく、なかなか勝ち目に恵まれなかった。しかしやっと彼にも勝ち運 が巡って来るのである。そして今年の5月、東京で東西新人王戦が行われた。勝った方 が日本新人王チャンピオンとして輝く。単身彼は東京へと向かう。彼は世界をみていたで あろう。拳一つで頂点に上ってやろうという野望があったに違いない。5月4日試合のゴン グがなった。彼の体調が悪かったのか、相手のパンチの当たり所が悪かったのか、彼は リングに崩れる様に沈んでしまった。病院に運ばれ緊急の手術が行われたが2週間後、 再び目をさますことなく逝ってしまったのである。脳内出血だという。若干22歳、あまりにも 若すぎる生涯である。彼の夢は天上の様に大きかった。彼の志は大海の様に深かった。 彼の遺影は、笑いながらファイテングポーズをとる姿であった。見ると涙が止まらない。人 生長い、短いは問題ではない。いかに生きたかが大切だ。とはいうもののやはりどう考え ても若すぎる。彼の短くも濃い生涯が我が生き方に恥ずかしくないのか、もう一度考えて みたいと思うのである。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.30 10:21:36
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