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2006年11月12日
カテゴリ：2006個人成績
  あさい・いつき 1971年12月14日生 183cm 90kg 左投 左打 富山商 1989年ドラフト6位  引退記者会見（公式サイト転載） 本日をもちまして、現役生活にピリオドをうつことにしました。 長い間ありがとうございました。 個人的には体力面ではまだまだできると思っていました。でも若い選手が力をつけてきたから・・これからのカープは彼らに任せようと思い、現役を引退することにしました。 プロ生活１７年。僕はプロの世界に入ってから今シーズンまで、一度もレギュラーを獲ってなくて、規定打席にも到達していません。だけどそんな選手でもファンの方々の熱い声援と、自分の頑張りがあれば１７年くらいはできるんだというのを証明できたと思います。ほとんどの選手がレギュラーになれないで辞めていく世界なので、そういう面では違う意味で今後の選手にも新しい光というか、「こういう光の当たり方もできるんだよ」というのを伝えることができたかなと思います。 自分の中に印象に残る試合というか、これというものはありませんが、対戦してきた中で、勝った試合は全て嬉しくて、負けた試合は全て悔しかった。全てが思い出です。 代打での登場が多かったですが、１試合で１回打席に立つのも、スタメンで４打席立つのも同じ気持ちでした。どういう状況であれ全力でした。代打で過ごす人生は、正直今だから言えますが、代打ならではの快感もありました。口では「レギュラー獲ります！」を繰り返していましたが、試合を左右する場面で、監督に代打を告げられ、打席に向かう時のファンの声援は心地よかったです。「代打もなかなか気持ちいいもんだな」と思ってました。また、ファンの方々の声援があったから、自分の力以上のものを出せたのだと思います。ファンの方には感謝しています。 欲を言えばまだ２年でも、３年でも４年でも５年でもファンの声援を受けたかったのですが、若い 選手、いい選手が伸びてきているので、その感動を後輩にも味わってもらいたいです。僕はたくさんいただいたので、譲ります。 同期生がだいぶ減ってきましたが、僕自身まさかここまでの年数できるとは思っていなかったし、おつりがくるくらい喜びがありました。同期とは若い頃はライバル心で「お前には負けるか！」と思ってやってきましたが、今ではみんな他球団を含め「大丈夫か？体きつくないか？１年でも長くやろうな」と励ましあってきました。同期とはライバル球団関係なく、野球人として、同士として 接してきました。正直スポーツ選手として先に引退するのは悔しいけど、残った同期選手には１年でも長くやってほしいと思います。 僕の出身地である富山には、プロ野球選手がほとんんどいなくて、入団以来何かできることは ないか、１人でも同郷の選手がでてきてくれるように率先してアドバイスしたいと考えていました。そのためには１年でも長くプレーをと思っていましたが、１７で途切れてしまったのは残念です。でも何人かには伝えることはできたので。 高い代打成功率（．３１４）については、凄いと思います。自分で言うのもなんですが（笑）。でも地味だけど誇りを持ってやってきたつもりだし、わずかであってもそこに目を向けてくれる人がいることは嬉しいです。そこは素直に自分自身を褒めてあげたいです。 引退試合は最初で最後。特別な思いではやりたくないと思います。どの打席も同じ気持ちで、 最後まで頑張るだけです。ただ普通にしたいけど周りがそうはさせてくれないかもしれない ですね（笑）。でも「今日も野球をやるんだ！」という気持ちでやりたいです。  ただただ惜しい･･･ 長年どれだけ頼りにしてきたか。 若返りという理由で 機会を奪われる選手は多が、 機会をもらった選手は、 何が何でも 浅井以上の 結果を残せ！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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