ベル姉の鯉する日常ときどき妄想

オレンジジュース

オレンジジュース


時間通りなら
空港に着いているころ

ボクはホテルの中庭でキミを待っている


パームツリーが揺れる
カリフォリニアの空はいつも青い

ななめ横に座っているマダムが微笑んだ
膝のうえの猫も同じように笑った。

チェシャキャットのようだ
とボクも笑った


陽気なメキシカンのボーイが
ボクのテーブルにメッセージを置く

そのアーモンドの瞳(め)は
幸福しか運ばない使者のようだ

便箋を開くと



「決心がつかなかったの」



マダムの猫がするりと膝から滑り降りる

ボクは笑う
ねぇ、オレンジジュースじゃ酔えないよ。。。。



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