ベル姉の鯉する日常ときどき妄想

キャンプの夜の彼らの秘密(6)

2003/02/21/(Fri)

そもそもの事の発端はこうだ。

S岡(@ファーマーフェイス)のアニキ率いるオレたち
「投鯉組」と、
M田さん(@侍!)率いる
「打鯉組」はこの時期仲が悪い。
来月の下旬になれば一つになって、関東周辺で狼藉を働いている「痔嫌ぃ暗津組」
関西方面でゴンタクレてる「半死ン虎猫会」を中心に叩きのめさないといけないのだが、
その出入り直前の今は、身内同士であるのだが本能的な敵対意識でピリピリしている。

そんなとき、あろうことかウチのNO.2のKンさん(@ジャニーズシニア系)
H-スト(@プチ・ボブ・サップ)
のバットをへし折ったのというのだ。
その報告を受けたときオレら「投鯉組」一同はびっくり仰天した。
あの優男のKン兄さんが!
びっくりしながらも、一同大いに見直しオレたち舎弟は酒樽を調達し、S岡のアニキの音頭で祝杯を
あげようとしたが、ふと見ると主役がいない。

オレとUッチーは「ちょっと見て来い」といわれたのでKン兄さんの部屋に入った。
部屋は真っ暗だった。
「Kン兄さん?」
「どうしたんだろ。いないのかな、ねぇBッチー」
オレはとにかく電気をつけてみた。
するとKン兄さんは部屋の隅っこで膝を抱えてまるまっていた。
まるでお仕置きされた子どものように。
「兄さん、せっかくお祝いの席を用意したのに主役がいないと始まらないよ」


「どうしよう!」
兄さんは突然立ち上がり叫んだ。
「な、な、なんだよびっくりするじゃんか!」
そんなオレの言葉も聞こえなかったように今度は、
「絶対絶対絶対、H-ストはお礼参りにくるよ。あのままおとなしく引き下がるはずないもん。
どうしようどうしようどうしようどうしよう」と部屋の中を歩き回り始めた。


「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~」
とオレとUッチーは大きなため息をユニゾンでついた。
「多分こんなこったろうと思ったんだ」
隣りでUッチーがこっくりと頷いた。


話をきいてみたら、この春はいつになくこの時期から調子がよく「ほんとにふつ~~~~に投げたんだ」そうだ。
「そしたらさぁ思ったより球が走ったんだ。しかも高めのいいところでさ。
そしたらH-ストが高すぎるって怒ったんだ。ねぇそんなこと言われてもしょうがないよね。
それなのにさ・・・・」とだんだんオメメがうるうるしてきたので、オレはよしよしとなだめた。
「参ったな。Kン兄さん柄にもないことやっちまってすっかりびびってるよ」
「H-ストはほんとにお礼参りにくるかなぁ、Bッチー」
「S岡のアニキは迎え撃つ体制をとるらしいぜ」

そしてオレとUッチーとナゼかA野(@細さでくすぐる母性本能)が斥候として敵陣に送り込まれた。
「なんでボクなんだろ」とA野が言うんで「どこでももぐりこめるからだろ」と言ってやった。
「投鯉組」のほうには「打鯉組」と違って他にちっちゃいヤツがいない。

H-ストはもう日が暮れたバッティング練習場で素振りをしていた。
「けっこう練習熱心なヤツだなぁ」
「プライドは高いからね、やっぱり」
「しかし、迫力あるなぁ、あのたこぼーず。A野、ちょっと後ろに回ってみろよ」
「え~~~?ぼ、ぼ、ぼくがですかぁ?」
「イヤなのかよ?」(去年数少ない1軍での後輩だったからな、へっへっへ)
「わ、わかりました(あ~~こんな時頼れるY竜さんがいてくれたらなぁ、今日聞いた話だと
けっこう調子いいみたいなんだけど)」
「なにブツブツ言ってんだ?」
「あ、いや別に・・」
A野は覚悟を決めてそろ~っとH-ストの背中に回った。
と、その時事件は起こった!



「おい、なにしてんだよA野~~~!」

「ぎゃ!A井さん(@H-ストのブラザー)だよ、Bッチー」
「げっ!なんて間が悪いんだこんなとき大きな声出しやがって、相変わらずノーテンキだな(先輩だが)」

気づいたH-ストは鼻をぴくぴくさせながら肩をゆさゆさと揺らしてA野に近づく。
「や、やばいよBッチー、どうする?」
「しょうがねぇな」
オレたちも姿を現すことにした。
するとA井さんの後ろからM田さんが出てきた。
うっ、相変わらず貫禄がある。そのカリスマ性で「打鯉組」をまとめているのだ。
「なんだキミらもいっしょか?相変わらず仲がいいな、UッチーBッチー。
だが、この時期にこの『打鯉組』に何の用だ?今、すごくデリケートな時だってのは知ってるだろ」
(か、かっこいい♪)
「しかし丁度いい。オレもこの事態は収拾したいと思ってる。なにしろU@熱血打撃コーチがHーストに
あたり散らされて寝込んじまったからな。ちょっと耳貸せ」
「あ、あ、み、耳はだめ~~、、オレそこ弱いんす、、あは~~ん♪」
ばしっ!!←しばかれた音。


「痛ぇ~~~」
「大丈夫?Bッチー、それでM田の兄さんなんて?」
「かわいそうだがA野には人身御供になってもらう」
「え?『じんしんおとも』ってなに?」
「ちげ~よ、『ひとみごくう』って読むんだ。まぁ生贄だな」
「え~~~!!そ、そんな・・・」
「日本のTVを見てえらく気に入ったのがあってぜひ自分もやってみたいって思ってることがあるんだとさ。
その願いを叶えてやったらヤツの不満も解消されて双方うまく収まるらしい」
「へ?それってなに?」
「アレだよ。。あ~~ごめんよ~A野」

後ろを振り向くとA野はH-ストに両手を掴まれ、そのままぶん回されていた。

「あ、これって『セノビーのCMの石井』じゃん!これをやりたかったのかぁ。
ああ、ボク、デカクてよかった」
「オレもそう思うよ」



夕闇にH-ストのほんとに楽しそうな笑い声とA野のやけくその笑い声がいつまでも響いていた。



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