ベル姉の鯉する日常ときどき妄想

アブナイ刑事(デカ)☆うっちー&べっちー

2003/03/07/(Fri)

新米刑事は忙しい。
ボスや先輩方にコーヒーを入れることから一日が始まる。
県警のコーヒーはマズイので有名だ。
イヤでも目が覚める。
もっともYシャツの襟に垢染みをつけて眠りほうけてる張り込み明けの
タカヒロ(通称タカ)さんにはもってこいだ。
頭からかけたほうが早いかも知れん。
「ん~~、むにゃむにゃ、、ふ~~じこちゃ~~ん」などと寝言を言っている。
そんなところは大阪ミナミに転属になった金本アニキ(とタカさんは呼んでいた)にそっくりだ。
金本アニキがいなくなってからしばらくタカさんは腑抜け状態になっていた。
まわりの先輩や同僚達はタカさんの心情は察して余りあると、元に戻るまで
なにも言わずに放っておいた。
するとある日突然頭をつるつる坊主にして出勤してきた時はオレも相方の
ウッチーもびっくらこいたものだ。
所轄のみんなはつるつる坊主のタカさんの顔に今までに見たことがないモノを感じ取った。
が、それを言うとこの男はすぐ調子コクのでボスも先輩方も今までどおりの調子でイジっている(笑)



アメリカからこの地に「プチ・ボブ・サップ」と呼ばれる傭兵が渡ってきたという噂はあっという間に流れた。
街に不穏な空気が漂った。
今月末から始まる本格的な出入りの前にジャブのようなゴロマキが勃発している。
所轄に緊張が走った。
だが噂の主人公の鉄拳から快音が聞こえたという話はとんときかない。
「なんだ、噂ほどでもないってか?オレが一捻りで黙らせてやろうと思ってたのによ~。
出入りが始まる前にクニに帰っちまうかもなぁ~はっはっは♪」
タカさんはそう言いながらコーヒーをずず~と啜った。

「ま、言うだけはタダだからな」
「ん?なんか言ったかベッチー
「あ。いや、な、なんでも」
「でも、その『プチ・ボブ・サップ』なんですけど、サツに自分と似たようなヤツがいる。
ぜひお手合わせ願いたいもんだって仲間にふれ回ってるらしいですよ」
とウッチーが言った。
ぐほぐほっ!
とタカさんはむせた。
「マ、マジ?」
つるつる頭から、たら~~と汗が流れた。




アンディという助っ人がFBIからやってくるという話は以前から聞いていた。
Faxで送られたきた写真を見たときはニコラス・ケイジに似てるなと思ったが、実際あってみると
もっとハンサムなソフトな物腰の紳士というタイプだ。
これで頼りになるのかと思ったが、攻撃はともかくディフェンス面で右に出るものはいないらしい。


という話をウッチーとしていたら、乱暴にドアを開けて柄の悪いおやじが入ってきた。
素人が見たらその筋の人間としか思えない。
「ベッチー、四課のひとだよ」と小声で言った。
「マルボーってヤツだな」

「おい、そこのべっぴんさん」と
そのオヤジは言った。
なんのことだかわからなかった。
がオヤジがオレの後ろを通り過ぎたときその意味がわかった。
「ぎゃっ!!」
「どうしたの?ベッチー」
「あのオヤジ、オレのケツ触りやがった
「え~~~~っ?!」
オヤジは脂ぎった顔をゆがめて(どうやら笑ったらしい)言った。
「まぁ仲良くやろうや、ボブなんたらってヤツのことじゃお互い協力しあわなきゃならねぇからな。
えっへっへ」
「ぎえ~~、ベッチーきもいよ~~」
オレはハセのアニキが「四課のエロオヤジに気をつけろ」と言っていたのを思い出した。
「こ、こいつだったのか、く、くそ~~!」
オレは殴ってやろうかと一歩前に踏み出した。
しかし、その時ナゼかオヤジの顔が目の前からすっと消えた。
「あれ?」
気がつくとエロオヤジの顔は床に張り付いていた。
コケたのだ。
「あ、ごめんなさい。ぼく足長くって。歩く時は気をつけたほうがいいですよ」
ウッチーはにっこり笑った。
オレは思わずウッチーを抱きしめようかと思ったが、その前にやることがあった。







ばしっ!!
エロオヤジは尻を思いっきり蹴飛ばされて(しかもダブルで)唸っていた。



つづく(のか?)

注:「エロオヤジ」に特定のモデルはいません(笑)


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.