ベル姉の鯉する日常ときどき妄想

アブ・デカ☆うっちー&べっちー・4

2003/03/24/(Mon)

先輩方は今週の金曜日から始まる「燕組」の手入れに向かって装備に余念がない。
オレも参加したかったが、ケガで戦列を離れざるを得なかった。
二月の半ば頃から実は違和感があったのだが、正直なんとかなると思っていた。
「ヤバイです」なんてクチが裂けたら言えない・・・じゃない、裂けても言えない。
だが、結局それは自分に跳ね返ってきた。
オレはバババーーーっと切るもんは切って、サササーーーッと治したいのだが、
薬服用で3週間ノースロー調整だと言われた。
大きい声では言えないがちんたら治すのは性に会わない。
オレはタカさんの机のそばにあったごみ箱を思いっきり蹴飛ばした。
「くっそ~~!!」
するとソファ(経費がないのでスポンジがはみ出している)からごろっと物体が転がった。
「むぅぅぅうう~」とその物体は音を発した。
「なんだよ、ベッチーかよ、ふぁ、ふぁ~」とノー天気な声になった。
「タカさんなにしてるんです」
「なにって仮眠中だったんだぜ、起こしやがって」
「そんなノンキなことでいいんですか?もうすぐ燕の連中の一斉摘発ですよ」
「燕をまとめてる若頭の古田が戦列離れてるしよー、あそこはあいつが頭脳だからな。
いなくなったら当分パッパラパーな戦力」だと言って意に介していない。


ドアが開く音がするとウッチーが入ってきた。
なんだか元気がない。
「ペイ係長からなんか言われたか?」タカさんが聞くと
「なんでもないよ」とウッチーは微笑んだが、力がない笑いだ。
ウッチーは「先発はちょっとな、、」とペイ係長に言われたらしい、ということはタカさんからすでに
聞いていた。タカさんは情報収集は早い。と言っても内部情報だけだ。
特に西山さんの奥さんのこととか(爆)
先輩のキクさんはタカさんにどんな弱みを握られてるのか知らないが、
タカさんにお小遣いをあげているらしい。しかし、世渡りのうまいひとだ。
これでみんなに好かれてるから不思議なひとである。


ウッチーはひとりナニか考えてる風なので言ってやった。
「投げられるだけチャンスがあるんだぞ、なんならオレと変わるか?
オマエの親指出せよ」
ちょっとオレの声は怒ったようになったかもしれない。
正直少し怒っていた。それが何に向かってのものかよくわからなかったが。
「中継ぎだってどこだっていいじゃねぇか、それともドラ1の沽券にかかわるってか?」
「なんだと?」とウッチーは珍しく声を荒げた。
オレはなんだか理由もなく挑発したくなった。
「オレと違ってエリートだからさ、中継ぎなんてちゃんちゃらおかし・・・」いよなと最後まで
言い終えないうちに右の頬を張り倒された。
くちびるから金気くさいあたたかいものが流れてきた。

「おい~~!ちょ、ちょっと待てよ。どうしたんだ二人とも」
タカさんはあわてていた。こんな展開になるとは思わなかったんだろう。オレもだ。
いや、オレにはわかっていた。そう仕向けたんだから。。
ウッチーは自分がしたことに呆然としていた。
「ボ、ボク・・」と今にも謝りそうな顔だったから、こんどはこっちがお返しをしてやった。
オレたちはもみ合った。イケメンと呼ばれているオレの顔に遠慮なくパンチがきた。
(なんだよこいつヤルじゃねぇか)
「投げられないからってボクに当たるなよ!ばーろー!」
「うるせー!オマエこそあまえんじゃねぇ!」
「甘えてんのはオマエだっ!ベッチー」「なんだとぉお!」

「お、お、お、お、おい、どうなってんだ?やめろ~」
タカさんはひとりでおろおろしている。
ペイ係長が部屋に入ってきたのは気づかなかった。
オレたちは引き離された。
ペイさんは、ぎろとオレたちを睨んだがなにも言わず部屋から出ていった。
タカさんは呆れた顔をしてオレを見た。
「そんな元気があるんなら現場で働け、ばか」と言って出ていった。
もっともだ。

取り残されたオレたちはしばらく黙ったままでいた。
オレはなにか言いたかったがそれがナニかわからなかったのでやめた。


ウッチーがポケットからハンカチを出した。
「いらねぇよ」とオレは背を向けた。
「血が出てるよ」とそれでもオレのくちびるに当てようとした。
オレは思わずその腕を掴んだ。
ウッチーは抵抗しなかった。

だからオレはそのままその細い手首を引き寄せて、、、



(以下、検閲にひっかかり削除)^^;;;


なお、登場人物や内容は実在のものとは全く関係ないのでそこんとこひとつよろしく哀愁(古い)


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