ベル姉の鯉する日常ときどき妄想

Baseball kidsⅠ

Baseball kids

キミのまだ蒼い顎の輪郭が意志の強さを思わせた
戦国武将の末裔だと騒がれたとき
キミはぷくっとほっぺたをふくらませて
関係ねぇよって拗ねていた

ボクが目覚し時計を五つも置いて眠りについた翌朝
にぎやかにベルが部屋に鳴り響いても起きなかったのは
キミがボクのベッドに近づいてくる気配がしたから

練習後のキミの肩や胸に流れるしずくを
みつめていたボクを
ボクに気づかせたのはキミの視線
乱暴にタオルを投げたのはキミの優しさかもしれない


天空に光る青白いシリウス
標(しるべ)指す星に向かって走るキミは
銀色の狼のよう

ボクもボクの荒野に向かって走る
その時
いつもキミがそばにいることを願いながら


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