天国の特別な子ども会議が開かれました、地球からはるか遠くで。 「また、次の赤ちゃん誕生の時間ですよ」 天においでになる神様に向かって天使たちは言いました。 この子は特別な赤ちゃんで、たくさんの愛情が必要でしょう。 この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません。 もしかして一人前になれないかもしれません。 だからこの子は下界で出会う人にとくに気をつけてもらわなくてはならないのです。 もしかして、この子の思うことはなかなかわかってもらえないかもしれません。 何をやってもうまくいかないかもしれません。 ですから私たちはこの子どもがどこに生まれるかを注意深く選ばなくてはいけないのです。 この子の生涯がしあわせなものでありますように。 どうぞ神様、この子のためにすばらしい両親を探してあげてください。 神様のために特別な任務を引き受けてくれるような両親を。 その二人は すぐには気がつかないかもしれません。 彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。 けれども 天から授けられたこの子によってますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになることでしょう。 やがて二人は 自分たちに与えられた特別の神の思召しをさとるようになるでしょう。 神からおくられたこの子を育てることによって。 柔和でおだやかなこの尊い授かりものこそ天から授かった特別な子どもなのです。 (Edona Massimilla 作) ジャンル別一覧
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