カテゴリ:人
今日は新宿にある朝日カルチャーセンターで、ソプラノの日比野幸さんをゲストに迎えて、「椿姫」のレクチャー&コンサートを行った。
このところどういうわけか?「椿姫」づいています。 日比野さんは、「椿姫」の第1幕のアリア「ああ、あれはあの人かしらー花から花へ」を歌って、ティト・ゴッビ国際コンクールに最高位入賞を果たしたひとなので、「椿姫」は十八番。「ああ、あれはあの人かしら・・・」のアリアは、ほとんど看板?のようになっている。 それだけに、最後は最高音のEsまで上げるなど、迫力満点。 また第3幕のアリア「さようなら、過ぎた日よ」も歌ってもらったが、椅子に腰掛けてお芝居もしっかりとつけながら、熱唱を披露してくれた。 朝日カルチャーは、いわゆるカルチャーセンターなので、レクチャー&コンサートといっても教室が会場。だから、あまり演技をしてもらえるようなスペースもないのだが、このアリアは死にそうな場面なので、「今まで立って歌ったことがない」(そりゃ、そうですね)ということで、椅子を使うことになったのである。 歌の合間のトークも内容豊富で、私も楽しい時間を過ごさせてもらった。 ところで、日比野さんがティト・ゴッビコンクールを受けた時の審査員のひとりに、名ソプラノのミレッラ・フレーニがいた。 コンクールは、バッサーノ・デル・グラッパという小さな町で行われたが、彼女の泊まったホテルに、フレーニ女史も泊まっていたという。(ちなみにホテルのひとは、フレーニが誰か知らなかったそう・・・まあ、イタリア人も普通のひとはそうですよね) ある朝見かけたフレーニ女史は、「すごいオーラ」をまきちらしながら、とても真剣に「書きもの」をしていた。 日比野さんがおそるおそる確かめると、人名を入れる「クロスワード・パズル」だったそうな。(ちなみにイタリア人は、クロスワード・パズルが大好き!です)。 プリマもやっぱり普通のひと、ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 3, 2007 10:49:56 PM
[人] カテゴリの最新記事
|
|