カテゴリ:音楽
新国立劇場のレベルがあがっていることは、最近よくきくところです。 今日、朝日カルチャーセンターで、堀内康雄さんとレクチャーコンサートをやりましたが、話のなかで、歌手の方から観た新国のひとつの意義、を感じました。 堀内さんはご承知の通り、世界をまたに活躍する日本人バリトンです。日本人歌手で本当の世界レベルのソリストは、堀内さんと藤村実穂子さんなのではないか、と個人的にはおもっています。 今回は、歌のほうはお得意のヴェルディ2曲、「プロヴァンスの海と陸」と、「ナブッコ」の「ユダの神よ」。 事前には、「話は苦手」と何度も繰り返されていた堀内さんですが、どうして、話の面白いこと面白いこと。 ところで、歌手になってからの話で、何度も出てきたのは、 「新国のいい時にたくさん経験をさせてもらった」 というくだりでした。 結局、監督が代わって、シングルキャストになったわけですが、同時に、日本人が主役を歌える機会はぐっと減りました。 ダブルキャストの場合、たしかに、外国人中心のAキャストと日本人中心のBキャストであまりにもレベルが違う、ということがしばしばあり、それもシングルキャスト歓迎の雰囲気につながっていたように思います。 けれど、今思うのですが、ならばBキャストの回はチケットを安くすればいいのです。 当時は、正直、Bキャストの人選に疑問があったことがありました。日本人のなかに、、もっとうまいひとがいるだろう、という。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 17, 2010 05:39:36 PM
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