カテゴリ:音楽
あちこちで記事化されていますが、「調布国際音楽祭」がオンラインで開催されます。
2日前、記者会見に参加しました。 と言っても、zoomを使った「オンライン記者会見」。初めてでしたが、いやあ、出かけなくてすむのは楽です。笑。新型コロナが終わって以降、この形式が一般的になるかどうかはわかりませんが、この状況下の可能性としては大いに「あり」だと思いました。また、この状況が去っても、実際の記者会見の際にオンライン中継、という形は残して欲しいと思います。 さて、今年の「調布国際音楽祭」、「オンライン」開催に加え、全てクラウドファンディング!で資金を賄うという、大変画期的なスタイルとなりました。おそらくこの両方を備えた音楽祭って、世界初ではないでしょうか。今の状況下での可能性を模索してこうなったわけですが、エクゼクティブプロデューサーの鈴木優人さんのアイデアによるところは大きいと感じます。 おそらく、「オンライン」「クラウドファンディング」でやる、と決めた時点では、なんの見通しもなかったでしょう。けれどとにかくやってみる、と踏み出したところがすごい。そして、一週間ちょっとで第一目標の500万円をクリアして実施が決まった。本当にすごいし、励みになります。 鈴木優人さんのマルチぶりはよく知られているところですが、今回改めて痛感したのは、とにかく柔軟だし、前向きであることです。それが「マルチ」の原動力にもなっているのではないでしょうか。 今の状況って、狭い部屋に閉じ込められてしまって、窓もしまっている、あるいはトンネルの中にいて先が見えないような状況。窓が開くかな?と思ったら、実は開けてみたら網戸があって鍵がかかっていた、とか。トンネルの先に光が見えたと思ったら、すごく遠かった、とか。 でも、優人さんをみていて思うのは、とにかく、何かあると信じてつるはしを握り続ける。あっちの窓がダメならこっちの窓を開けてみる。という態度です。そしたら、何か見つかるのですね。 大いに刺激になりましたし、ただただ感服です。 音楽祭の内容も、とても充実しています。 会期は当初予定と同じ14日から21日。朝、昼、晩、1日3回のコンサートが配信されます。時間はそれぞれ15分、30分、45分。鈴木雅明先生のオルガンや、秀美先生のチェロリサイタルから(さすが鈴木一家なので、雅明、秀美、優人三人でもある程度なんとかなっちゃうかも)、マルティン・シュタットフェルト!のリサイタル、カルテット・アマービレから佐藤俊介さん、加く(すみません、変換できません)徹まで。まで。ベートーヴェン・イヤーですのでベートーヴェンが多く、ピアノ、カルテット、歌曲、そしてベートーヴェンがご専門の西原先生と優人さんの対談もあります。そしてファイナルはなんと第九の第4楽章を、およそ百人の演奏家!でオンラインでやってしまおうというもの。海外の演奏家も多数参加です。 ちなみに、海外の演奏家が加わるものは録画だそうですが、あとは中継。優人さんのチェンバロリサイタルは、クラウドファンディングで1万円以上寄付した方限定ですが、それ以外はフリーです。太っ腹! というわけで、詳しい内容は以下のホームページでご覧ください。そしてまだ受け付けていますので、クラウドファンディングにもぜひご参加くださいますよう。 https://at.chofumusicfestival.com/?fbclid=IwAR1KpXdawytmGN9C9x80f8YiKHF5NrWW5fAHxtY-hYVl-9h41EDTRolhmWc お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 5, 2020 07:05:38 PM
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