政権交代?
30日にせまった総選挙。 メディアでは、民主党の大勝、政権交代、という予想が、にぎやかに報じられています。 民主党が積極的に支持されている、というより、自民党にうんざりし、一度交代させてみたほうがいい、という民意があるようです。 個人的には、へえ、という展開なのですが、思い出されてしまうのは、数年前、民主党の大御所のひとりである、元総理の夫人と、コンサートでばったりお会いしたときに、そのご夫人がおっしゃった言葉。 「(政策云々より)とにかく政権交代をしないと。投票で政権交代をする、という経験を、みなさんにしていただかないと」 ご夫人は、何度もそう強調していたのでした。 こちらとしては、「政策をちゃんとしてもらえないと、支持できない」と、内心思ったのですが。 今、まさにその通りになっているようです。「政策」云々に期待してしまうこちらが、世間知らずということでしょうか。 まあ、2代つづけてお坊ちゃん首相が地位を投げ出すなど、自民党が墓穴を掘ってしまった面はあると思いますが・・・。「一度自民党を野党にして(苦労させて)、民主党にやらせてみたら」という気分はあるのでしょう。 ある知人いわく、 「戦後すぐ、社会党がほんの一時政権を握ったことがあったけれど、あれも、「一度やらせてみよう」ということだった。」 政権交代なんて、そんなものなのかもしれません・・・(何しろ経験がないので、もっと劇的なんじゃないかと想像してしまうんですね)。 「けれどやらせてみたらだめだったから、すぐ戻ってしまったんだよ」 せめて今度は、「すぐ」ではないことを期待したいものです。 政界再編も、あり、だとは思いますが・・・・。