2006/02/16(木)19:03
青いりんごのふるさと
こちらはいつも太陽が美しく、キラキラと輝いています。
でも僕は、北の国のりんごのふるさとがなつかしい。
ふたりで青いりんごをかじったね。
おいしかったよ。
忘れられない。
でも、青いりんごが泣いていたのを知っている?
さくさくと音をたてて泣いていたよ。
赤く実る日が来るまでは生きたかったと泣いていた。
なんにも知らない僕たちは、ふたりで青いりんごをかじったね。
泣いている健二さんの姿が見えるような詩であった。
私は不思議でしかたがなかった。
その年の暮れ、長島には、不幸な癩を病む人々の療養所が有ることを知った。
中学生。。。いや、高校生になっていたかも。
市立図書館で見つけた本。
作者は、畔柳二美さん。
薄みどりの表紙に、いわさきちひろの挿絵。
学研少年少女文庫・・・だったかな?
好きな本だったので、自分でも欲しかったけれど、
すでにその時点で絶版。
なので、何度も何度も借りた。
何度も何度も読んだ。
つづく(子どもにPCとられた。。。涙)