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CATのアメリカ東海岸留学

Degree Mill のつきあい方

これは未認定校(Degree Mill)との付き合い方のポイントです。

個人的には未認定校(Degree Mill)のコースワークなどの内容に魅力を感じて
参加を決めるのは個人の自由だと思っています。ただ、自らが参加しているのは
大学(院)ではなくカルチャースクールのようなものだと認識するべき
です。
そこから授与される学位なるもののアメリカでの社会的評価は、アメリカの
コミカレ(コミュニティーカレッジ・地元向け短大)の学位よりも劣るという
ことも知っておくべきでしょう。
 
最近はアメリカでも Degree Mill の取り締まりが厳しくなり、香港やフィリピン、
中国などに本拠地を移す Degree Mill も増えてきているので、ここで述べる
「アメリカの尺度」が通用しない場合も出てきているので要注意です。
 
また、自ら未認定校(Degree Mill)に通うことがなくても、メイドイン Degree
Mill の偽博士号などをもったコンサルタントなどが既に日本に生まれているので、
そういった人からアドバイスなどを受けることも考えられます。
 
例えば最近の健康ブームの流行の影響で、それがらみの「アメリカの博士号」の
肩書きをもつアドバイザーが増えてきており、健康系TV番組に出演してコメント
したり、番組制作にかかわったりもしています。もし、その博士号がメイドイン
Degree Mill であればそのアドバイスは一般には受け入れられていない未認定校
(Degree Mill)で得た知識に基づいているので一般には受け入れられていない
ような考え方に基づいたアドバイスである可能性があります。
 
健康関連商品(サプリメント)などは最終的に自分で納得できたものを買えば
よいと思っていますが、その判断が一般には受け入れられていないような知識に
基づくものであればそのリスクは知っておくべき(自己責任)
でしょう。
 
「うまい話しには裏がある」という常識も思い出して下さい。
 
「日本語でアメリカの学位がとれる」「短期間でMBAがとれる」「実際に留学
するよりはるかに安価に学位がとれる」というような美辞麗句が聞こえてきたら
まず疑ってかかるべきです。

公に認知されている認定団体から認定(Accreditation)されているかを確認する。
 
その学校自体、もしくはプログラムがアメリカで公に認知されている認定団体から
認定されていなければ学位は一般に通用しません。
 
公に認知されている認定団体とは、アメリカ教育省(Department of Education)
高等教育認定委員会(the Council for Higher Education Accreditation)
認定されている地域ごとの高等教育認定団体(「未認定校 学位工場 学位商法」参照)
もしくは、専門ごとの認定団体です(リスト)。例えばMBAの場合は AACSB
もしくは IACBE です。(日本の大学のMBAプログラムはほとんど AACSB や
IACBE に加盟していませんが、日本の大学が出す学位は「アメリカの学位」ではない
ので Degree Mill 問題とは関係ありません。)
 
また自ら、もしくは複数で「未認定認定団体」を立ち上げ、認定を自作自演するのは
未認定校(Degree Mill)の常套手段
です。例えば WAUC (World Association of
Universities and Colleges)という認定団体がありますが、これは教育省、高等教育
認定委員会のいずれからも認定されていない「未認定認定団体」ですので、この
ような団体から認定を受けているといっても、客観的意義は全くありません。
 
また Degree Mill は Accreditation の問題が自らの弱点だというのを知っているので
説明会などで Accreditation がらみの質問をすると必死に話しをそらせようと
するそうです。

「○○州認可」という説明に騙されない。
 
信じられないかもしれませんが、アメリカでは州の認可と学位の普遍的有効性は
直接関係がない
ので「○○州認可」とか「○○州から登録許可」とか「○○州から学位
付与機関として認定」という説明はなんの意味もなしません。

データベースを利用する。
 
認定校をサーチできるデータベース検索サービスを、Degree Mill 抑制の一環として、
アメリカ教育省がを提供しています。ここのデータベースで名前を検索して出て
こなかった場合は疑ってかかるべきでしょう。
 
またオレゴン州テキサス州メイン州ミシガン州のように独自に「不健全な学校」
のリストを公開している州もあります。このリストに載っていれば、ではその学校
からの学位は通用しないか、最悪の場合違法です。

単位及び学位が一般に通用するかを確認する。
 
未認定校(Degree Mill)からの単位は認定校では受け入れられません。
 
確実に認定校だとわかっている大学に未認定校だと思われる学校からの単位の移動を
認めるかを訊いてみましょう。ただ認定校同士でも全ての単位を無条件で受け入れ
あっているわけではないので「なぜその大学からの単位が認められないのか」を
確認する必要があります。
 
未認定校(Degree Mill)が大学の場合、そこからの卒業資格で認定校の大学院に
進学することはできません。ですので確実に認定校だとわかっている大学に
未認定校だと思われる学校からの卒業資格で大学院への出願を認めるかどうかを
確認するのは有効です。

コースワークを課されるからといって信用してはいけない。
 
以前は Degree Mill といえばお金を出せばすぐに学位証などを発行してくれる、
ある意味わかりやすい存在だったのですが、近年はコースワークを課すなどして
より巧妙になってきています。コースワークの内容などを価値あるものと判断して
プログラムに参加するのは個人の自由ですが、自らが参加しているのはカルチャー
スクールのようなものだと認識するべきでしょう。

Degree Mill のリスクは思ったより大きい。
 
Degree Mill の学位はアメリカ政府、まともな企業、大学などでは相手にされませんし、
場合によってはその学位を利用することは違法行為にあたります。もちろんその学位に
もとづく就職はできませんし、さらにビザ申請時などにも問題となることがあります。
 
日本では情報が浸透していないので、企業や大学などからその学位が評価されてしまう
ことがありますが、アメリカの基準から見れば「メイドイン Degree Mill の学位」
を使うことは大変恥ずべきものだということは知っておくべきです。
 
例えば未認定校(Degree Mill)のMBAプログラムを卒業の後、ビジネスの際に
アメリカのクライアントから「どこでMBAを・・・?」と訊かれて正直に学校名を
言ったら大笑いされるでしょう。(Degree Mill を生んでしまう事情の裏には、日本の
ように文科省が一括して画一的な基準を設定するのではなく、アメリカならではの
教育の自由、つまり各大学に与えられているプログラムデザインへの裁量権の広さが
あります。結果として、学校によって育成される人材も多種多様なので、「出身校」を
訊かれる機会は日本よりも多くなります。)
 
また知ってか知らずか受け入れてしまっている日本の企業や大学も結果的に恥ずべき
ことをしているのだということを知るべきです。
 
さらに大学などの教育機関を中心に文科省が調査を開始し、また未認定校(Degree
Mill)の学位などを語るのは日本国内でも違法ではないかと議論され始めている
ということも知っておくべきでしょう。

企業、団体、有名人が推薦しているからといって信用しない。
 
日本では未認定校(Degree Mill)問題はまだあまり知られていません。
 
企業や団体といえども問題のある学校とは知らずに推薦してしまっているケースが
あります。例えば某新聞社のサイトで某未認定MBA校が堂々と紹介されています。
また、大学ですらその学校が未認定校(Degree Mill)であると知らずに提携して
しまっている例があります。留学斡旋業者や、一般に知られている公益団体なども
知ってか知らずか Degree Mill を勧めてしまう
ことがあるようです。
 
それから未認定校(Degree Mill)は有名人を広告塔として使うことがあります。
これは宗教団体の信者勧誘と同じ構図です。有名人の方もアメリカの大学から
名誉博士号を授与してもらったと舞い上がっているのかもしれませんが・・・。
日本の大学の教授で同様な例もあるので、大学の教授がその学校から学位を
もらっているからといって信用するのも危険です。

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(2007年9月2日更新)

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