就労ビザ・永住権の問題未認定校の中には学位が全米では通用しないだけで、地元では(日本における専門学校的に)それなりの評価をされているものもある。そして、公に 通用する学位を授与するために必要な認定を受けていなくても地元では その学校自体は「合法」である可能性が高い。(他州に行くと、正当な学位 として認められないどころか違法とされてしまうケースもあるので要注意。) 「アメリカの大学としての質」の評価・認定を受けていないということは どういうことかは考慮する必要があると思うけどね。 例えば未認定校に通う留学生のケースで取り上げた学校は、日本の大学2年+ アメリカの大学実質1年で(全米では認められない名目上の)大卒の資格を 出すあたりをみてもかなりずさんなケースだ。 なにはともあれ普通のアメリカ人が「地元では、ちゃんとした人材育成に 定評のある」未認定校から卒業した場合、地元で就職する分には認定校から 卒業したケースとあまりかわらないのかもしれない。 (NHKの番組で「学位工場」という言葉が使われたので、このブログでも それで統一しようとしてるんだけど、この手の学校は「学位工場」と言い切って しまいづらい部分もあるので、自分は未だにちょっと抵抗がある。やっぱり 未/非/無 認定校って言ったほうがしっくりくる。) ところが外国人の場合、根本的に状況が違う。 元々日本に帰って就職するつもりならあまり関係ないかもしれないけれど もしアメリカでの就職、さらに永住などを考えている場合、ビザという 避けては通れない問題がある。 アメリカの就労ビザ・永住権の取得の有利不利には学歴がかなり影響するのは 周知の事実。そして未認定校卒の場合、このような公の場では当然「大卒」 として評価してもらえない。 実際、最終的にアメリカで働きたいがために計画的に学位を取得する人は いるわけで、そこで未認定校にかかわってしまうと大変な時間的、金銭的、 精神的ロスになる。(その一例をフリーページ「斡旋業者・通信教育のわな」 に書いてあるので、よかったら読んで見てください。) ←未認定校、非認定校、Degree Mill 学位工場、学位汚染関連リンク集 ブログHOMEに戻る (2007年9月2日更新) |