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Aug 3, 2007
テーマ：政治について(19773)
カテゴリ：学位工場 Degree Mill
当初 Degree Mill ネタを扱いはじめた理由は日本での
認知度があまりに低かったので、それに関する情報提供を しようと思ったことなんだよね。 日本のエラい人が平気で経歴に入れていたり、大学で教員 として教壇に立っていたり、ＴＶ局がそんな肩書きの人に 専門的（？）なコメントを求めてたりってのがなんとも 滑稽だったってのもあるけどね。特にそれを「素」でやっ てるあたりがかなりツボにはまったんだよな。ジョークで やってるんだったら単純な笑いだけど、「素」でやってる あたりからしてかなりウィットがきいているわけで、 個人的な嗜好とも合ってたりして（趣味悪）。 でもってこのところ Degree Mill の問題をあまり取り上げ なくなったのは、ＮＨＫからはじまってフジサンケイ グループ、さらにその他のマスコミで扱われ、それなりに 日本でも Degree Mill の認知度が上がってきている ようだから、そろそろいいかなとも思うようになったから。 文科省もやっと重い腰を上げたようだしね。 Degree Mill を「推薦」していたマスコミ某社までこぞって Degree Mill 問題を報道していたのは笑ってしまったけど。 ただ、最近たたかれているのはもっぱら「大手」もしくは 「有名」Degree Mill、そもそも明らかに学位を金で売って いるような所ばかりで、素人目にも怪しいことが明白なので 個人的には良心的 Degree Mill（笑）といっているところ ばかりなんだよね。 かたやコースワークなどを課したりして、そこそこ「学校の ふり」をしているようなところは相変わらず半地下に もぐっているかんじで、今でも日本で新たにビジネス展開を 始ようとしているところも相変わらずちょこちょこと。 こういったところの典型的なビジネスモデルは最初の ２～３年で学生を募集して学費を回収し、正体がばれそうに なった頃には学費を持ってトンズラ。そしてまたその ２～３年後には名前を変えて出てくるというパターン。 （「その道のプロ」もいて、元締めの名前をたぐっていくと 同一人物ということも多い。） 以前、ここからもブログリンクさせていただいている にわか旅人さんとも議論になったんだけど、さてそういう ところにひっかかりそうになっている人を助けるべきか どうか。つまり落とし穴に気づかずに落とし穴に向かって 歩いている人にそこに落とし穴があることを積極的に 教えてあげるべきかという話。 結論は「そこまでする必要はなし」。知っている者として やるのは「落とし穴注意」の立て札を立てるところまでで、 それ以上のことはね。もしかしたらその落とし穴の底で ダイヤを見つける人もいるかもしれないし（苦笑）。 そういった意味では、一般のマスコミにもこれだけ露出 したわけだし、もう十分に立て札は立っているかと。 例えば最近かなりＮＯＶＡがやばくなってきているようで、 「ＮＯＶＡ給料未払い発覚…『資金繰り限界』経営窮地」 このままだと恐らく多くの人の先払いの学費を抱いたまま 倒産、なんてことになるような気がしないでもないけど、 そもそもＮＯＶＡのクォリティーに関する情報の露出は 昨日今日始まったことではないわけで、なのにあえて ＮＯＶＡを選んだのだとしたら、例えそういった情報を 知る機会がなかったんだとしてもそれを含めて「自己責任」 なのかなぁ、と思ったり。  ←未認定校、非認定校、Degree Mill学位工場、学位汚染関連リンク集。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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