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カテゴリ:さ行の宝石
スピネル・エンジェルカット(天然原石・未カット物) 0.43ct、ミャンマー産 SPINEL スピネル 和名:尖晶石 硬度:7.5~8.0 分類:酸化鉱物(マグネシウム、アルミニウムの酸化物) 晶系:等軸晶系/八面体 化学組成:MgAl2O4 劈開:なし 比重:3.59~4.12 屈折率:1.71~1.73 蛍光:強蛍光のものもあり(主に赤系の石) 条痕:白 主な色:赤、青、紫、ピンク、オレンジ、緑、黒など多彩 非常に色のバリエーションが豊富 スピネルだけを集めるコレクターもいるほどで、同じような色であってもそれぞれ微妙に色合いが違い面白い石 ただし黄色のスピネルのみ、あるかないかわからない「幻の石」となっています 昔からあるとは言われているものの鑑別書付きでのイエロー・スピネルは誰も見たことがなく、今現在はないと言わざるを得ないかもしれません この二つの石も「イエロー・スピネル」として売られていたものでしたが、鑑別に出してみると左がジルコン、右がガーネットの項目で紹介してるようにトパゾライトでした このほかクリソベリル、トルマリン、ヘッソナイト・ガーネットだったという方もいましたので、イエロー・スピネルを購入する際は覚悟してから購入してくださいw スピネルは鉄、クロム、亜鉛、マンガンなどの不純物の影響で赤、緑、黒など多彩な色になる。 その中でも色が濃く、美しい赤いものは「ルビー・スピネル」と呼ばれ古くから価値のある宝石とされてきました。 かつて赤いスピネルはバラス・ルビーと呼ばれ、ルビーの一種とされてもいました。 マルコ・ポーロの「東方見聞録」にはスピネルがバラス・ルビーの名で登場しています。 このほか有名なところでは「黒太子のルビー」があります イギリスのエドワード皇太子(あだ名がブラック・プリンス)が170ctの赤い石をカスティリヤ(現スペイン)から贈られたのですが(1367年)、当時これはルビーと信じられていました しかしそれから4世紀のちに石の素性が明かされルビーではないことがわかり、それからさらに3世紀のちに「国宝」として王冠に留められ、今も崇められています。 これはひとえにその類い稀な美しさと素晴らしさのためでしょう また同じくイギリスの王室に伝わる「ティムール・ルビー」もスピネルです さてではそのカラーバリエーションが豊富で美しさも十分であるにもかかわらず、美しいレッド以外はいまだ人気薄なwスピネルをご堪能ください 13石合計4.78ct タンザニア産 以下はこの中の一部を個別に撮影したもの こちらはラウンドのスピ各色 それぞれレッド・0.13ct、パープル・0.12ct、ブラウン・0.12ct、ピンク・0.11ct 中国・雲南省・金平地方産 カラーチェンジ・スピネル 0.65ct、スリランカ産(分光検査によりコバルトスピネルではないと思われる) カラーチェンジするスピネルの大半はコバルトスピネルで普通のスピネルのものは珍しい 何色といっていいのかわからないスピネルw 0.65ct、ミャンマー産、4.4×4.9×3.1mm ガーノ・スピネル 0.61ct、スリランカ・ラトナプラ産 非常に濃い青色で光を通さない状態だと真っ黒w スター・スピネル 0.78ct、スリランカ産、サイズ5.8×4.5×3.0mm ブラック・スピネル 0.970ct、ミャンマー・モゴック産 ブラックとはなってますが若干紫っぽいです スピネル・キャッツアイ 1.95ct、スリランカ産、10.1×7.1×2.9mm 地色が半透明の紫に割とシャープなシャトヤンシーがでます スピネル各色(低品質) カットが雑だったりインクルばりばりだったりとかなり低品質 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いったい何石もってるんでしょう?
(2008.07.30 23:23:13)
早速遊びに来させていただきました~♪
いやぁ、すごいコレクションですね~ おみそれしました~ 私もパワーストーンにはあまり興味が無くて むしろ図鑑を眺めるほうが好きです。 石が出来るところを想像するとワクワクしちゃいます♪ 奈良に「屯鶴峯」という場所があって、そこの近くで「ガーネット」のくず石が取れます。 他にもコランダムやエメラルド!も採集できるようですよ。(とっても小さいですけど) 機会があればぜひ行ってみてください。 今日は、アーアゼロワンさんで注文していた 「ロイヤルブルームーンストーン」が届きました。 ブルーのギラギラしたシラーにぞっこんです・・・ (2008.07.30 23:52:07)
パワフルスーパー主婦さんいらっしゃい
まだまだ沢山持っていますので徐々に更新していきますのでお楽しみに~ おーロイヤルブルームーンですか いいですねぇ ムーンストーンは俺も好きです しかし今はまだたいして持ってません 今後いいのを欲しいものの一つです (2008.07.30 23:55:52)
どの子もやはり
肉眼で見るのが1番その子らしい良さを見付ける事が出来るのだけど… これだけ並んだら 集団の素敵さもあるのかしら?って 惑わされそうね(笑) (2008.07.31 09:20:59) |