684134 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

DAIの宝石箱

DAIの宝石箱

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カテゴリ

コメント新着

五十六@ Re:第29回石ふしぎ大発見展(大阪ショー2023)戦利品報告(05/02) お久しぶりです ドラゴンガーネット、私…
CATDAI@ Re[1]:ムーンストーン(11/07) miimyさんへ コメントありがとうございま…
miimy@ Re:ムーンストーン(11/07) 2023年4月にこちらのブログにたどり着…
CAT'sDAI@ Re:池袋ショー番外編(12/16) そもそもがカボッションに加工するのが凄…

サイド自由欄

プロフィール

CAT'sDAI

CAT'sDAI

お気に入りブログ

デアゴスティーニ週… レッサーかずさん

SixTONES V RING 完… ぽてpoteさん

「楽天プラチナ会員… パワフルスーパー主婦さん
チラシの裏で悪かっ… ももっちゃんさん
つぼみをさがしに *yozora*さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008.09.11
XML
カテゴリ:は行の宝石
フローライト ルース
再撮影したものは一番下にあります

フローライト
3.23CT、産地イギリス・ロジャリー
写真でもわかるほどの黒い点のインクルが惜しい・・・


FLUORITE
フローライト(旧名フロースパー)


和名:蛍石
硬度:4.0
分類:ハロゲン化鉱物(フッ化カルシウム)
晶系:等軸晶系/立方体、八面体
化学組成:CaF2
劈開:完全(4方向に完全)
比重:3.18
屈折率:1.434
副屈折率:なし
蛍光:通常強蛍光(ピンク、紫など多様)
条痕:白
主な色:無色、青、緑、紫、ピンク、黄など様々
多色性:なし

日本人にもなじみが深く、ほとんど宝石を知らない方でもたいてい名前だけでも知っている石。

色のバリエーションも非常に豊富で楽しめ、カナダ、アフリカ、タイ、イングランド、ドイツ、スイス、イタリアや日本でも採れ、量も多く採れるために安価でもある
しかし柔らかく割れやすく脆いために、宝石としては主に鑑賞用で装飾品にはむいていない
また、熱にも弱く炎にかざすだけで簡単に溶けてしまうので注意が必要

そしてこのフローライトの和名にもあるようにブラックライト照射で強く蛍光するのも一つの魅力。中には太陽光の紫外線で蛍光するものまであるほど



これらフローライトの中で単一の名前がついたものがある

それは「ブルー・ジョン」
イギリス・ダービシャー州・キャッスルストンが唯一の産地



だった・・・
かつては大量に産出し、装飾品や調度品など広く利用されていたのだが、今現在は採りつくされたと言われほんの小さな破片が見つかる程度になってしまったそうです
色は無色と紫、紫と黄色、青と紫などで縞模様入ったもの
今となっては非常に入手困難になってしまいました


あぁそうそうこのフローライトは紫外線で発光するだけでなく、熱でも発光します。
カッターなどで削って炎に近づけると簡単にその様子が確認できます
まぁもちろん二度と見れなくなりますがw

ではそろそろ写真のほうへ

まずは
ブルー・ジョンブルー・ジョン(蛍光)
貴重なブルー・ジョンです
もちろんイギリス・ダービシャー州・キャッスルストン産
33.44ct・・・って原石だしグラムのほうがいいかな?グラムだと6.688gです。って書かなくても5で割ればいいだけなんだけどねw
右は蛍光の具合。見事なまでに紫に輝いています

グリーンフローライト
お次はグリーン・フローライト
重さは計ってません
持ってるカラット天秤じゃたぶん無理そうだったので・・・
中国産

パープル・フローライト
こちらはパープル・フローライト・・・・なんですが、全体ほぼ透明ででところどころ薄い紫といった感じです
こちらはメキシコ産

最後に
レインボー・フローライト
なんちゃってwレインボー・フローライト
全体ほぼ透明に緑の筋が入ってるという感じで「レインボー」とはいえないかもしれません・・・

追記
最初に載せたイギリス・ダーハム郡・ロジャリー鉱山産(一部イギリスではなくイングランドとなっているサイトもあるがこれも間違いではないそうだ)のフローライトは個体差は多少あるものの、強蛍光を示す
のみならず
イットリウム・ランタン・セリウム・ネオジウム・サマリウム・ユーロピウム
ガドリニウム・ディスプロシウム・エルビウム・イッテリビウム。
これら多くの希土類元素により不思議な現象が起こる
どういった不思議な現象かというと蛍光等下ではグリーン、日光下ではほんのり青みがさし、UVライト下では鮮烈な青になるというもの
最初に載せた所有する唯一のフローライトのルースがこのロジャリー産のものだったので確認も兼ねて再撮影に挑戦してみました
まずは通常時
フローライト再撮影
そして日光下
フローライト日光下1フローライト日光下2
最後にUV(長波)下
フローライト蛍光1フローライト蛍光2
残念ながら日光下での変化は極少量で一部に青みが感じられるといった程度でした。(2枚目の一部に青みをなんとか捕らえました)
しかしこれを撮影した今の季節は冬。紫外線量も少ないので夏の太陽光下で再挑戦したいと思います
補足ですがこのロジャリー産のフローライトのルースというのはかなり珍しいそうだ
なかなかないらしい・・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.11.28 16:05:09
コメント(4) | コメントを書く
[は行の宝石] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:フローライト(09/11)   ginpei2000 さん
こんばんは、はじめまして。
ブログへのご訪問ありがとうございました。

フローライト、大好きな石です。
参考になりました♪ (2008.10.10 23:31:02)

あ、先ほどたずねましたね   CAT’sDAI さん
いらっしゃいませ
まだ始めたばかりであまり種類載せてませんが徐々に増やしていきますのでまたいらしてくださいねぇ (2008.10.11 00:02:56)

太陽光下で…   ぽてpote さん
太陽光下での色変化は、結晶の中でもかなり色の濃い
(ボトムグリーンというらしい)部分でないと顕著じゃないから、ルースによっては反応が少ないものもあるかもしれませんね。
いずれにしろ、真夏の太陽で見てみたいですね。
来年の夏の再挑戦、期待しています。(^^)/~~~ (2008.11.29 22:32:53)

Re:太陽光下で…(09/11)   CAT’sDAI さん
>ぽてpoteさん
>太陽光下での色変化は、結晶の中でもかなり色の濃い(ボトムグリーンというらしい)部分でないと顕著じゃないから、ルースによっては反応が少ないものもあるかもしれませんね。

このルースは透明度も高く厚みも薄めなんで余計こういう残念な結果だったのだろうかと思います
なので斜めからみたときの一番厚みが出る部分のみで若干の変化が見えたんだろうなと解釈しました

>いずれにしろ、真夏の太陽で見てみたいですね。
>来年の夏の再挑戦、期待しています。(^^)/~~~

ですね
来年の夏の再挑戦に乞うご期待!(オボエテイルダロウカw) (2008.11.29 22:44:30)


© Rakuten Group, Inc.