猫のお手伝い

近くにいると、
いつでも会えるの油断から、
友達と全然連絡を取らないわたし。
けれど、岡山に行くとなると、
急に知らせなきゃいけない思いがした。

いいや、これは不安の裏返し。
みんなに同情されて、「頑張ってね」と言われたいがため。
取りたててニュースのない我が身に起こった一大事。
これを知らせでなるものか。

とはいうものの、土曜の昼間なんて皆それぞれ忙しい。
ほとんどの子は家庭があるから、
家族サービスやらなにやら（勝手に思っている）で、
電話はほとんど繋がらない。

意気込んだ分、心に隙間風。

それもこれも、普段の自分の姿勢にあるのだよ。
用事のある時だけ連絡して、
電話もメールも手紙も返さない、
そりゃ、友達も少なくなるに決まってる！

ちょっと切ない土曜の昼下がり、
擦り寄ってくる猫を抱きしめたら、
実に嫌な顔をされた。