2006/02/10(金)22:00
ラーメン店主の受難
スープも麺も好きで週1回ぐらい通っているラーメン屋が、昨年秋ごろ、突然休業しました。
店のドアのの張り紙には「都合により2、3週間」と書かれていました。ところが、3週間を過ぎても再開されません。そのうち1カ月、2カ月…と過ぎていきました。
知人とは「店主はきっと修行の旅に出たのだろう」「敵を倒しながら、旅を続けているのだろう」などと笑い話にしていました。
先日、仕事の帰りにたまたま店の前を車で通り掛かったら、営業しているではありませんか。さっそく立ち寄り、腹ごしらえさせていただきました。
会計の時に、長かった休業の理由を奥さんに尋ねたら、何と、店主が製麺機に指を挟んで、指先を切断してしまったからだということが分かりました。驚きました。
この店は、スープはもちろん麺にもこだわりがあり、自家製麺です。
ラーメン職人が指先に大けがをしてしまったら、しばらく休むしかありません。
読売ジャイアンツの堀内恒夫前監督は子供の頃、うどんを作る機械に右手の人差し指を巻き込まれ、先端を切断しました。これが後に、魔球と呼ばれる縦に鋭く落ちるカーブを生み出すきっかけになったのです。
店のラーメンの味も以前の美味しさを保っていました(この日はほんの少し茹で過ぎでした)。
(製麺機。取り扱いに注意)