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2006.04.15
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都内のミステリースポットを探索(散策)し紹介する第2弾。忘れた頃に書きます。


「平将門の首塚」に続き、今回は、新宿区左門町の於岩稲荷です。


と言っても、於岩稲荷は道路を挟んで2つあります。どちらも住宅街にあります。


JRの信濃町駅から歩いていきました。まずは於岩稲荷陽運寺からです。


於岩稲荷陽運寺

(於岩稲荷陽運寺)


稲荷ということですが、ここは日蓮宗のお寺です。お岩さんの木造を安置しているそうです。


本堂

(於岩稲荷陽運寺本堂)


縁結びや芸道上達などにご利益があるとか。


由来

(由来の説明書き)



境内にはお岩さんの絵馬がたくさん掛かっており、お岩さんゆかりの井戸もありました。ご祈祷もしてくれるようです。


絵馬

(お岩さんの絵馬。願い事は?)


井戸

(お岩さん由縁の井戸)



続いて、斜め向かいにある於岩稲荷田宮神社。こちらは正真正銘の神社です。


於岩稲荷田宮神社1

(於岩稲荷田宮神社)


ゆかりの地

(「ゆかりの地」であることを教えてくれます)



境内は陽岸寺よりさらにこぢんまりしています。


於岩稲荷田宮神社2

(神社なので二礼二拍手一礼します)


説明のチラシによれば、

お岩さんは徳川家御家人の田宮又左衛門の娘で、夫の伊右衛門とは人もうらやむ仲のいい夫婦だった。しかし台所はいつも火の車。そこでお岩は家計を支えるため商家に奉公に出た。田宮家の庭にあった屋敷社をお岩さんが日ごろから信仰していたおかげで、蓄えも増え、田宮家はかつての盛んな時代に戻ることができた。

近隣の人々は屋敷社を「お岩稲荷」と呼んで信仰するようになり、田宮家でも屋敷社の傍らに小さな祠を造り、「お岩稲荷」と名付けて家中の者が信仰するようになった。お岩という女性に怨霊のかけらもない。(抜粋)



資料

(「四谷怪談」も含め、資料が展示されています)


於岩稲荷田宮神社3

(都教育委員会の説明書き)



つまり、鶴屋南北による後世の創作、怨霊劇だけが有名になって一人歩きしているということです。



陽運寺にしろ田宮神社にしろ、都会の住宅街の一角にある小さな寺社という印象で、「ミステリー」な感じはありませんでした。



お岩さんのお墓は豊島区巣鴨の妙行寺にあるそうです。


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最終更新日  2006.04.16 11:33:30
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