8月14日、水曜日です。きのうの話ですが、第106回全国高校野球選手権大会第7日で、5年ぶり3度目出場の茨城代表・霞ケ浦は2回戦で和歌山代表の智弁和歌山と対戦、延長十一回タイブレークの末に5―4で競り勝って、16強入りしました。霞ケ浦は春夏通じて甲子園初勝利です。
前評判の高かった智弁和歌山を、平幕の霞ケ浦が破る番狂わせです。茨城大会で常総学院が姿を消した時点でどこが出ても茨城代表は厳しくなると予想しましたが、うれしい誤算になりました。
都道府県別春夏通算の甲子園勝利数(2024年センバツ時点)を見ますと、茨城県は89勝101敗で47都道府県中31番目と下位に甘んじています。勝率は4割6分8厘にとどまります。
そして89勝のうち半数近い42勝(24敗)を常総学院が挙げています。これは、学校別だと25位。常総学院(高校)は1983年創立と新しい学校で、まだ41年しかたっていません。41年で42勝。開校から毎年1勝している計算になり、間違いなく全国レベルの強豪校と言えます。
これに続くのが水戸商で、ぐっと少なくなって14勝(14敗)、次いで1984年の選手権大会を制した取手二が8勝(5敗)ですから常総が傑出していることが分かります。
初戦突破、甲子園初勝利を果たした霞ケ浦には、強豪撃破の勢いに乗って、上位進出してほしいものです。
野球太郎No.051 2024夏の高校野球&ドラフト大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]