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テーマ:猫の病気と治療日記(282)
最後から振り返るに…
ミーはエイズが発症していた可能性が高かった 漢方薬を飲ませれば鼻水のコントロールは多少出来ていたが、漢方薬が切れると止まらない 亡くなる直前は貧血なのかチアノーゼなのか、口腔内は白かった リンパ腫を発症していた可能性、投薬の効きがかなり悪い蓄膿症 強制給餌をしていても日に日に減り続ける体重、見て分かる程の痩せ具合は癌の特徴だから… インターキャットで瞬間的に回復するも、その後は急速に悪化 決定打と言うか打撃が大きかったのは恐らく大きな天候の変化 幸いなのは1日程度しか辛そうでなかった事 最後は苦しむ事なく呼吸が止まった ミーお疲れ様 我が家に来てから約11年 近所の飼い猫だった 高齢の家主が施設に入り、後を託した甥の男性に虐待され、縁の下に閉じ込められて餓死させられそうになったのを母が必死で助けた 奇形で腰骨の数は1つ少なく、爪は生まれつき巻爪で肉球に食い込み、幼少時代の名残りと思われる眼球の白濁もあり…とても虚弱な猫だった 爪はどうしても治らない、最悪壊死する可能性があった為、全ての爪を手術で除去 爪が無いという事は生きていく上でのマイナス その時にこの子は絶対に最後までみようと家族で決意した そんな不遇の猫だったけど可愛らしく、我が家では永遠の仔猫というあだ名をつけていた 側を去られるのは辛い 誰であっても、何時でも でも辛いからと楽しかった頃を忘れたくない 無かった事にはしたくない だから我が家では死んでもあえて話題に出す 楽しい思い出を忘れない為に「ミーはこうだったよね」とか、故猫の楽しかった話をする どうしても最後の瞬間が強烈で、その事しか思い出せなくなる 寝ようとすると思い出して泣く事もある でも、その瞬間が全てではなく、長い時間を共有した事が全てだから 後悔をしないわけではない でも、その時の経験が必ず次に繋がる 後悔する気持ちですらその子から貰った大切な贈り物なんだと、私は思っている ミーと前後して他の老猫も不調が相次ぎ、緊張した日々が続いていた 夜中に体調が悪化した猫に輸液や投薬が出来るのも、ミーが残した物を使えたから 我が家は多頭飼いだから、残って無駄になる事も少ない ある意味では思い出の品かもしれないけれど、次の命に繋ぐのが最善だと思っている もうこうやってミーの事を書けなくなるのは悲しい それでも忘れないから おやすみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.02 11:02:39
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