2008/08/09(土)21:51
8月9日という日
今日はシンガポールのナショナルデー(建国記念日)でした。
また、昨夜(8月8日)は北京オリンピックの開会式があって、クラークキーの噴水広場に作られたモニターの前は、凄い人だかりでした。
中国の選手団の入場や胡錦濤主席が大写しになった瞬間は、チャイニーズとおぼしき熱い集団が、ものすごい熱気と興奮で大騒ぎしていて、ちょっと怖かったです。。。。
シンガポールがバースデーを迎えた瞬間は、大好きなベリーダンスの仲間達とクラークキーの The Pump Room で迎えました~
写真は、The Pump room での一コマです。(移っているのは照明とビール!!)
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そんなお祭りムードなシンガポールですが、日本では被爆地長崎が63回目の原爆記念日を迎えた日でもあるんですよね。
実は先日、私はアメリカのフォトグラファー、Joe O'Donnell(ジョー・オダネル)氏の写真を見て大きな衝撃を受けました。
それは、「原爆が落とされた直後の長崎」の様子を当時米軍の記録係だった彼が撮影した写真と、その彼のその後の苦悩の日々と長い間封印されていた数々の写真にまつわるエピソード、彼がアメリカ国民から激しいバッシングを受けながらも(そして自らも被爆による後遺症で皮膚癌を患いながらも最後まで)その写真をもって原爆の恐ろしさを訴える活動を続けた事、その彼がこの世を去ったのが「長崎に原爆が落とされた日と同じ8月9日」だった事、そして今は彼の息子がその遺志を継いで活動を続けている事・・・という内容のNHKのドキュメンタリー番組でした。
「直立不動の少年」と題されたその写真は、まさに映画「蛍の墓」そのもので・・・胸が締め付けられます。
テレビを見ながら、ぼろぼろと大泣きしてしまいました。
ネットで検索するとあちこちで紹介されているので、ご覧になってください、「直立不動の少年」はこちら
ジョー・オダネル氏と写真についての詳細を紹介しているサイトはこちら
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この時期になると戦争についてのドキュメンタリー番組が多くなりますが、なぜだか、最近ではそういった戦争についての番組をきちんと観るようになりました。
以前は、怖くてそして切なくなるので、戦争の番組や映画の戦闘シーン出すらみる事ができなかったのですが・・・。(ホラー映画は全然平気なのに!!)
私は祖母から戦争の話をきちんと聞いた事がほとんどありませんが、その事をとても後悔しています。
戦争体験者(しかも身内)からの生の声を聞く最後の世代であるにもかかわらず・・・。
この世の中から、争いや虐殺が亡くなる日が来るのでしょうか・・・・。
その日を迎える為には、ただ傍観しているだけではいけないような気がしました。
そして、オリンピックが「ただのお祭り騒ぎ」の様に見えて仕方がありませんでした。
只今、夫はシンガポールのナショナルデーパレードの中継に釘付けになっています~
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