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カテゴリ:シンガポール生活
写真は、バリで出会った、美しい Cirebon Batik Mega Mendung(雨雲) ジャワ島のCirebon が産地で、中でもこのMega Mendung(雨雲)柄は代表的な物の一つ。 Megaは「雲」、「mendung」は「曇り空」という意味です。 古い昔、皇族がこの柄を使用していて、かつては一般庶民は身に纏う事が出来なかった柄だそうです。 「Mega」は、前大統領メガワティ(Megawati)氏の名前に使われていることも有名です。 父スカルノ元大統領が、娘誕生の際に上空に突如雲(Mega)が現れたことから、Megaを名前に使った、と言われています。 シンガポールでもバティックは良く見かけるし、結構馴染み深いですよね。 私は今まで、それ程バティックに興味はなく、ウブドのマーケットなどでいろいろ見ましたが、「素敵な柄だなあ、綺麗だな」とは思っても、それ程そそられる物はなく・・・ けれど、このバティックを見た瞬間、吸い込まれる様に・・・手に取っていました。 まさに、一目惚れとはこの事です。 バティックと言っても、一つ一つ職人が手書き(トゥリス)している物や、チャップと言う型を使った型押しや、一度に大量生産が可能のプリント(最近では手染め風に仕上げている精巧なプリントが多いそう、要注意との事。こちらはろうを使用していないので、厳密にはろうけつ染めとは言わない。バティック風生地に分類される)の手頃な値段の物まで様々です。 バリの物価から言って、このバティックはとても高かったです。(手書き(トゥリス)だった) バリ滞在中、あまりゆっくりと買い物へ行く時間が無く、あいにくあちこちのお店を見比べる余裕がなかったのですが、恐らくウブドマーケットなどよりもかなり高めと思われるバティックの専門店Lucy's BATIKで購入しました。 お店はスミニャックにあります。 インドネシア各地の上質のバティックが全て揃っている・・・という評判のお店らしく、それぞれの商品に対してのきちんとした説明と対応の良さから商品や伝統工芸品に対するプライドを感じ、安心して買い物が出来ました。 同じMega Mundung 柄でも、プリント物と手染めの物では、かなり値段が違いました。(その差は3倍以上) バリ島のお土産物屋さんは、基本的に値段交渉で買い物をするんですが、このお店はあまり値引きをしてくれませんでした。(値引きが出来る商品も沢山ありますが、10%ディスカウントのみ) よく常套句の「うちの商品はマテリアルが他の物と違うから高いのよ」と適当なことを言って高く売りつけようとするお店もありますが、ここは産地や生地の違いや、工房の違いで値段の差がある事などもきちんと教えてくれてとても信頼出来る感じでした。 二日程あれば、2枚の生地を縫製して大きなベッドカバーなどにも出来るとのことでしたが、あいにく時間が無くて・・・ 手染めのバティックは本当に手間と労力が必要なんだそう。 職人が一人前になるまでに大変な年月を要する為、安いプリントのバティックが出回ってシェアを奪われると、採算が合わず、工房や職人が廃れていってしまいます。 そうやって消滅していった産地(バティックはその集落や地方によってそれぞれ特色があります)も少なくないそうです。 高い物は高いだけの理由があるんですね。 今回2色しか買ってこなかったのが、悔やまれます。 ぱっと見た時は、ちょっと派手派手?なんて思ったけれど、見れば見る程引き込まれる美しさです。 Lucy's BATIK Jl. Raya Basangkasa No.88, Seminyak - Kuta - Bali Tel. +62(361) 7951275 / 736098 Fax. +62(361) 736098 e-mail: lucysbatik@yahoo.com いつも応援ありがとうございます 良かったらクリックお願いしま~す ↓ お手数ですが、良かったらこちらも是非クリックお願いします! ↓ にほんブログ村 人気blogランキングへ 私のメインのサイト 「猫のあくび」 は、幸四郎の沢山のムービーや写真、シンガポールの知られざる魅力、大好きなアフリカ旅行について紹介しています。 ケニアのロッジの様子や、サファリで出会った動物達を沢山のムービーでご覧になれます。 東アフリカに興味がある方は、必見です。 是非遊びに来てくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.19 15:38:27
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