テーマ:やさしい私であるために(62)
カテゴリ:友達との絆
![]() ![]() 病気の友達のお見舞いに行った。 外出もままならない友達のリクエストは 「買い物に行きたい」だった。 食べる物、日用品を買いたいと。 イオンモールに着き、車椅子を探した。 数年前に介護の資格をとったことが、今役立つとは…。 不思議なめぐりあわせだな。 友達がつぶやいた言葉が胸にしみた。 「あなたと買い物にいくのがいいな⤴︎ ラク(^-^)」 同居させてもらっている家族にも買い物に連れていってもらうけれど、 友達なりに気を遣ってしまうのね…。 あれこれ自由に動いてもらうことをためらうのね。 迷惑をかけまいと、 友達は病気の身体でも気遣いをするんだ。 でも、私にはその気遣いを少し減らせるのかもしれない。 友達と私はケンカもした仲。 今この状況でも、私は友達を特別扱いしない。 できない。 病気でも痩せてしまっても、友達は友達。 私の中で変わらない。 自由がきかない身体のことは、気遣うよう意識はするけれど。 私は、一緒にいる人がどんな姿であろうが、人目を気にしない(^O^) だから、車椅子だけど、いつもどおり接する。 買い忘れたもののため、また向こうまで戻ると言われたとき 「忘れたんかーい( ̄O ̄;)」と突っ込む。 スープを買うとき 「こっちのトップバリューの方がお買い得でっせ(^.^)」と笑かす。 周りの目なんて気にしない。 2人で楽しい♬ エレベーターに乗ると、真正面に全身鏡がよくあるけれど、 さすがに2人並んだ姿を見たら友達も気にするかと思い、私は少しはじによけた。 でも、友達はのぞき込んで 「2人がいいなぁ(*^▽^*)」って笑ってた。 こら、泣いちゃうでしょー(T-T)✨ 時間を忘れて2時間も買い物をしていた。 友達が「不二家のケーキを一緒に食べよう」と ご馳走してくれた。 「わぁ、お駄賃だね(^∇^)」 嬉しかったな。 ここぞとばかりにアレコレ買い込んだ荷物は、 私の手に食い込み、正直しんどかった。 片手で荷物を持つから、車椅子も片手で押した。 それでも、楽しそうな友達を見ると、 疲れや愚痴なんて吹き飛ぶ。 友達は不器用だ。 自分の気持ちを素直に表せない。 「遠慮」「謙虚」と自分では思っているけれど、 ほんとは「こーして欲しい」と思っている。 だから「察してくれる」と喜ぶ。 察してくれないと心がやさぐれる。 でも、やさぐれた心に気づかない。 でも、オーラで不機嫌さが出るんだよね、笑。 私は、たぶん友達とは違うところで不器用。 やさしさが押しつけがましい、笑。 お互い、理解できないからよくケンカになったのだけど。 今は、その友達の不器用さが分かる。 人間は誰しも不器用な部分を持っているんだろな。 気づくことで救われるのだけど。 そんな友達が、 私が「仕事で来週は会いに来れないよ」と言ったら 「寂しいね」 とつぶやいた。 いつもなら、謙虚に負担をかけないように、こう言う。 「大丈夫だよ(^^)」 だから、友達の素直な言葉の変化に驚いた。 そして嬉しかったな(*´∇`*) 「寂しい」と言える。 甘えられる、 そんな関係になれたとき、 2人の絆を実感する。 友達が本音をもらせるんだな、と涙が出そうになった。 帰宅して友達がくれたメールも心に響いた。 「ガリガリに痩せた自分を、いっときでも忘れさせてくれる接し方に感謝してる」 私にとって、 病気でも痩せてしまっても、友達は友達。 でも、本人は、変わり果てた姿の自分をみんな嫌がると思うんだね。 それは、きっとほんとの絆ができてないからだよ。 「遠慮」も「謙虚」も、本心ならいい。 一見やさしさのようだけど、 本心でなければ「上辺」「上っ面」だけの関係。 それでいい関係もある。 けれど、人生で1人でも2人でもいい。 困ったときに親身になってくれる人、 自分のことのように共感してくれる人、 悲しいとき一緒に泣いてくれる人、 逃げない人、 そーやって甘えられる人がいてもいいと思う。 良い子でいようと飾らず、 悪い自分も隠さず、 ありのままの自分をさらけ出し、 叱咤激励し合い、 嬉しいことも、悲しいことも、恥ずかしいことも、悔しいことも、怒りも、 本音をさらけ出せる人。 道に迷ったときに、 やさしく、けれど厳しく導いてくれる人。 そーゆー人がいていいと思う。 1人でも生きていけるけれど、 2人なら喜びは2倍に、悲しみは半分になる。 誰かと分かち合える喜び。 ただ、それは、自分が心を隠していたら築けない。 自分が今まで伏せてきた姿も、 怖がらずさらけ出すこと。 勇気。 今まで、それをあざ笑う人のせいで、 心を隠す自己防衛を身につけてきたかもしれないけど、 それを受け止めてくれる人がいる。 やさしい人たちがいる。 怖がらずに、やさしい人に心を開こう。 絆を深めよう。 みっともないとか、恥ずかしいとか、 バカにされるとか、 臆病になっている自分に気づこう。 それを笑わないやさしい人は、 心を開けば、案外たくさんいる。 友達と私も、最初から本音だった訳じゃない。 やさしい?ほんとに? 探り探り。 だから、私は友達に 「あなたのやさしさは押しつけがましい」 と指摘されたんだし、笑。 友達の臆病さと、私の見返りありきのやさしさと、 お互い認め、心を磨いてここまできた。 でも、まさか、友達が病気になるなんてね…。 それでも、 今まで向き合った時間の積み重ねで、 今この絆があると思う。 少しでも、友達の力になれたら。 最後の最後まで、幸せを感じていて欲しい。 友として…。 ※※※※※ 友達から「最後のラブレター」をもらった。 ↓その記事はこちら https://plaza.rakuten.co.jp/ccpurin/diary/201910090000/ ※❤※❤※❤※❤※❤※❤※ 私のつたないブログを読んでいただきありがとうございます。 自分のやさしさに疑問をもち、 「本当のやさしさとはなんぞや?」と日々自分を見つめています。 この記事を書いてから2年ほど経ったときに書いた記事はこちらです。 今でも友達はわたしのココロにいます(﹡ˆ﹀ˆ﹡) ↓↓↓ 「ブログを開設したきっかけ&皆さまに感謝💕」 https://plaza.rakuten.co.jp/ccpurin/diary/202107110000/
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