049979 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Hic Rhodus, hic saltus.

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.06.08
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
今週はブックガイドブックの紹介という方針に決定。昨日は、作家に焦点をあてた本の紹介であったので、今日は読解に焦点をあてた本を……というわけで、入試現代文の問題集の紹介。現代文の問題集は、青年期に読むべき良書を素材にしているため、格好のブックガイドとなっているのです。

長く予備校(一橋学院)で教鞭を取って来た著者が執筆したのが、加藤まさをの『入試現代文の原点』(英潮社)です。本書は、入試で合否を左右する評論文を中心に小説・エッセイなど22題の入試問題をテーマごとに分類して、それぞれの問題ごとに「筆者と出典」で著者と著作についての簡単な解説を付した上で、「読解の原点」で問題の素材として引用されたリード文を詳しく説明し、「解法の原点」で設問ごとに詳しく解説するという丁寧な構成となっています。まさしく、予備校の授業展開そのものの内容ですね。
入試現代文の原点
著者自身が「本書の使い方」で「時間を制限せずに、何分でも何時間でもウンウンうなって考えこんで、それでもわからないときはあきらめよう。いくらがんばっても、諸君は一題あたり二時間ももたないだろうから。けれども、そのウンウンうなって考えこむことが思考力を高めるのだ。たとえ根拠が見つからなくても確実に効果があるのだ」と記すように、安易な学習方法は勧めていません。わからないからといって投げ出さずに、しっかり考える習慣をつけることは、すべての教科学習に貢献するものです。

『入試現代文の原点』(英潮社)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.06.09 00:35:15



© Rakuten Group, Inc.