049989 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Hic Rhodus, hic saltus.

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.07.19
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
1993年は日本の歴史的建造物に大きな足跡を残した年でした。ひとつは、法隆寺地域の仏教建造物と姫路城が世界遺産に登録されたこと。もうひとつは、重要文化財に近代化遺産というカテゴリーが追加されたことです。とりわけ後者は、近代の産業遺産や土木遺産を保全するのに大きく貢献し、近代化遺産をまちづくりに活かすような気運を育んだといえるでしょう。

こうした近代化遺産を紹介する好著が、伊東孝の『日本の近代化遺産』(岩波新書)です。サブタイトルに「新しい文化財と地域の活性化」とあるように、まちづくりに貢献する地域の資産として活用する方向性も探っています。
日本の近代化遺産
各地の近代化遺産を歴史や技術から解き明かしてくれるため、土木建築に関する知識が全くなくても面白く読める内容。モノクロながらも写真も多数掲載され、内容の理解を大きく助けてくれるだけでなく、近代化遺産そのものの美しさや魅力も十分に伝えてくれるものとなっています。残念ながら現在のところWEB書店各社では品切れのようです……。

個人的に大きく興味をそそられたのが、富山県にある白石砂防ダム。トロッコ列車での見学ができるようなので、一度行ってみたいと願っているのですが、スケジュールが確保できずに実現していません。興味のある方は、立山カルデラ砂防博物館野外体験学習会のサイトをご覧ください。トロッコ・バス・徒歩での体験学習会の案内が掲載されています。実施期間は7~10月の4か月のみです。

立山カルデラ砂防博物館

伊東孝『日本の近代化遺産』(岩波新書)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.07.20 01:04:33



© Rakuten Group, Inc.