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今日の話、歴史好きな人にとっては、オイオイ…と言う話かもしれません。 結局今月いっぱいかかって、文化財の写真の整理に明け暮れたのですが、 その中に「安堵状」と言うものがいっぱい出てきました。 (安堵状で検索すると、色々出てくると思うので見てみてください) 「徳川家康安堵状」「今川義元安堵状」などなど、 そうそうたるメンバーの名前の安堵状です。 そもそも、これを「あんどじょう」と呼んでも良いのかどうか悩んでいましたが、良いみたいです。 (だって、○○品 って書かれてるのに、○○ぼん と読むものもあるんですよぉ~~。 資料整理のためのよみかた入力作業では、本当に調べるのに苦労しました ![]() 徳川家康安堵状 って、「徳川家康が、私安堵いたしました…」って手紙? って、誰に送った手紙なのかしら?などとおバカなことを考えていました ![]() だって、達筆すぎて、なんて書いてあるかさっぱり分からなかったんだもん! 先生に聞くと、 徳川家康からお寺などに送った手紙で、 「お宅の寺や領地は取ったりしませんので、安心されよ」 と言う内容の約束のお手紙みたいなもんらしいです。 はは~なるほど。安堵したのは、そのお寺の方なのね。 ここからは私の勝手な想像なんだけど、 良く歴史本などで、「この時、領地をここまで拡大した」とか書かれてるけど、 何でそんなことわかるのかなぁ…? 特に、戦国時代など、入れ替わり立ち代り領土の範囲が変わっていただろうに…と思っていたんですが、 こういう安堵状によって、証明されたりもしてるんでしょうね~。 そうそう、話は変わりますが、 先生がこの町で発掘されたと言う土師器(はじき)をどこか他県の古美術商から入手してきました。 日にちと場所がネーミングされていて、 確かにその時期、その場所を掘った記録はあるらしく、 先生は本物と信じてますが、私は疑いはあると思ってます。 モノ事態は、古墳時代のものに間違いない…と言うのであれば、 その形、材質、焼きの具合から間違いないのでしょうが、 場所の特定は出来ない木がしてなりません。 あのネーミングだって、誰かが勝手に書いたかもしれないのに! その書き込まれたこと(掘り出した日にちと場所)が、 本当かどうかなんて、確かめようが無いんだもの。 古墳時代のこういう完全な形の土師器は殆ど発見されていないようで、 これで1冊本が書ける!と喜んでいましたが、 果たしてそんなこと書いて良いのか…と、すごく疑問です。 別の先生が言っていましたが、こういうのは言ったモノがちで、 それが通説として通っていくようなところがあるそうなので、 だから、歴史教科書もどんどん記載が代わっていくわけですよね… もちろん、ニセモノだと思ってるわけじゃなく、 あのネーミングの内容が事実だ!と確認できたらなぁ…って思うだけです。 土器の土の成分などから、どこのモノだ…と言う判断も出来ることもあるそうので、 ぜひぜひちゃんと調べて欲しいと思います。 (って、先生は信じ込んじゃってるので、調べそうも無いけど) 前の現場のときも、まあまあ重要なものが出ていたときも、 複数の先生方が見に来ていましたが、みんな意見が違ってましたもん。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月30日 00時17分12秒
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