誰だ! 小学生のときに「全部、分数に直して計算」って教えたの!
中学生の勉強を見ているときに、途中まではあっているのに、答えが違っている生徒さんがいた。おかしいなぁ。ノートをずっと見ていくと、最後の方でなぜか小数を分数に直して計算をしている。ただ移項して、小数の係数を割れば良いだけの問題なのに、小数→分数に直す→移項→分数計算ん?これはひょっとして・・・小数の足し算、引き算が入っている方程式を試しに解いてもらうと、またしても、小数→分数→同類項をまとめる→通分→移項と、非常に手間のかかる計算をする。なんで、小数を全部、分数に直して計算するの?「前の塾(小学校のときに通っていた塾)で、『全部そうしなさい』って習ったから・・・」あ~、なんてことを・・・答えを出すまでの過程が長くなればなるほど、数学があまり得意ではない生徒さんは間違える。小学生のときに、小数があまり得意ではなく、小数を教えていると時間がかかるから分数に直させて教えていたのかもしれないが、中学でそれをやり続けると、解き方はわかっているのに最後の答えが違う、ということになってしまう。全く、余計なことを!お家の方に経緯をご説明し、この生徒さんには、期末までに自宅学習で小数の特訓を別にすることにした。小学生のときにちゃんとやってればなぁ。。。