「『なんとなくわかった』と言われるんですけど・・・」
「『なんとなくわかった』って言われるんですけど、やっぱり解ってないですよね?」講師の人との打ち合わせ。科目は現代文。ん~、雰囲気はなんとなく掴めたんだろうけど、じゃぁ、テストで点が取れるか、と考えると取れないだろうねぇ。「やっぱりそうですよね。でも、どうやって説明したらいいかと。」文章は評論文であった。内容を理解してもらうために、文章の中の例を使って内容の比較したようだ。他の生徒さんだと今の説明でもわかるとは思うけど、この生徒さんの場合、国語が苦手だからもう少し簡単な例で説明した方がいいかもしれない。見本を示す。で、この説明をした後に、この本文の例を使うとどうかな?ホップ、ステップ、ジャンプみたいに段階を追うからとっつきやすいかも。「そうですね。先ほどの説明でよく解りました。そうやって説明してみます!」これならいけそう!と思ったようで、表情が明るくなる。だから、もう少し細かく区切って説明した方がいいとおもうんだけど、ただこれには問題があって・・・「何か問題があるんですか?」教える時間には制限があるんですよ。細かく説明をしていく、ということはそれだけ時間が取られるので、範囲全部をやっていくわけにはいかないんだよね。「じゃぁ、どうしたらいいでしょうか?」一番重要な段落に絞ってそこがしっかり把握できるようにした方がいいと思うよ。この内容だと最初を突破すれば後は同じことのくり返しだから、この箇所が理解できれば後は詳しく説明しなくても分かってくるんじゃない?「そうですね。」そこから指導時間を割り出して、なんとかなりそうな感じをつかむ。とりあえず、これでやってみて、うまくいかないとか問題が発生したら、また連絡ください。「はい、わかりました。」打ち合わせ後は、みんなでご飯を食べに行く。ご飯を食べに行っても指導内容についての話しはつきない。私もまだまだ技術を上げていかなくちゃ!