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テーマ:家を建てたい!(9893)
カテゴリ:「お勉強」のこと
今日は、お知り合いの方が建設中の家へ代行チェックに行く。
久々の現場だ!となぜかワクワクする私。 土曜日なので作業をしていないのでは、と思ったが、現地に到着すると職人さんのバンが止まっている。すると彼は、車を走らせ近くのコンビニへ。 あれ?なんでコンビニに行くの? と思っていたら、職人さんの方々へ差し入れを買っていた。 あっつ、気が利くじゃん。 再度現場に戻り、職人さんに挨拶をし、差し入れをおわたしする。 そして、「ちょっと見させてもらいます。」と断わりを入れてから、あらかじめ図面で確認していた壁のチェックをはじめた。 お知り合いの方も現場を見にいらしたらしいのだが、やはり「ゴミが落ちている」とかの方が気になって、肝心の「使っている材料の寸法」等は見なかったらしい。 「図面を見てもわからないし、使っている釘が場所によって違うなんて知らなかった」そうだ。 図面は見慣れていないと難しいよね。まして「この壁に緑色の釘が使っているかどうかが大切」と言われても、現場に行ってすぐには見分けられないよね。 壁をざっとチェックした彼は、今度は床をざっとチェックする。2階の床は施工中のため、1階の床のみのチェックとなる。 ちなみに何をチェックしているかというと、「使っている材料の寸法、釘の種類、釘を打っているピッチ」である。 見慣れていれば、壁の厚みも何mm厚と見て分かるが、普通は巻尺を当てて測るんだろうな。だけど、それって職人さんがいるときはやりづらいよね。一般の方が施工現場を自らチェックするのは、やはり大変だよなぁ。 仕上げ材が専門だった私は、外装材が気になる。 ねぇ、このお家は外装材って何? 「モルタルだって。」 えっつ、じゃぁ、この次は通気胴縁が来るのね。ちなみに胴縁の厚みは? 「分からない」 あっつ、そうか。胴縁の厚みは図面には載っていないもんね。 胴縁の厚みってかなり重要なんだけど、こういったことって施工中の現場に来てみないと分からないから、やはり何回も見に来ないといけないんだ。 だいたい確認したところで、職人さんに「どうもありがとうございました。」と言って、現場を後にした。 車の中で、彼は、「何も言わないで見て帰るって、すごい嫌な感じだろうな。」と言う。 そうなんだ。だけどワザとそうやっているの? 「うん。プレッシャーがかかるからね。」 う~ん。。。そんなことまで考えて現場チェックするんだ。職人さんも大変だなぁ。 ところで私が見た限り、問題はなさそうだったんだけど、どう? 「1階の床の釘のピッチが荒いのが気になる。」 あっつ、そうなんだ。 「でも、この後また(釘を)打つかもしれないから、なんとも言えないけど。」 そうしたら、また見にこないとダメなんだ。 「月曜日に施主が見に行くって行ってたから、そのときに確認してもらうよ。」 そうだね、床だけだったら今度はチェックもしやすいよね。 だけど、やっぱり普通の人が施工チェックするのは大変だよね。仕上げ材って目に付きやすいから、「クロスに隙間がある!」とか言い易いけど、それよりは「構造材がきちんと施工されているか」の方が大切だからね。 ん~、やはり家も人間と同じで、「外見よりも中身が大事」だね。でも、「中身が他社よりいいんです。」ってところはセールスポイントにはなりにくくて、「素敵な外観のお家ね。」の方が売れるから、難しいね。 お知り合いの方に連絡をして、「今のところは大丈夫そうだ。」と伝える。とても安心されたようだった。 だけど、まだまだ続くんだよね。やっぱり家を建てるって大変だなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/06/01 12:27:51 PM
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