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テーマ:家を建てたい!(9860)
カテゴリ:家づくりのアドバイス
今日は前から家を建てる件について、相談にのっている方の中間検査の日だった。
中間検査に立ち会って欲しいとのことで、現地へ行く。 業者さんが来る前に、先に現場のチェックをしていく。 気になる点として、屋根まで貼ってある状態にもかかわらず、基礎に水溜りが出来ている。これは指摘しなくては。 予定時間より早く、業者さんが見えた。 私たちが先にいるのに、業者さんも驚く。 「それでは、確認の方をお願いします。」 ん?確認? 確認という言葉に違和感を感じつつ、図面を持った業者さんの後についていく。 「ここに照明がつきます。高さはこのくらいでよろしいですか?」 「はい。」施主が答える。 「あと、ここにその照明のスイッチがつきます。位置はこちらでよろしいですか?」 「はい。」 ・・・ このような会話が続いていく。 あれ? これじゃぁ、「現場打ち合わせ」であって「中間検査」じゃないじゃん。 私が会社に勤めていたときも、こんな感じだったっけ? と昔の記憶を探る。 施主が、 「あの、基礎のところに水が溜まっているんですけど、これって大丈夫なんですか?」 と、口火を切った。 「水はそのうち乾きますから、大丈夫だと思いますよ。」 水溜りの様子を見ないで、業者が答える。 「そんなすぐ乾くような水たまりじゃないですよ。ちょっと見てください。」 床下収納のところから、業者は基礎をライトで照らす。 「ちょっとよく見えないですが、(水がたまっていても)今まで問題があったことはないので、大丈夫だと・・・」 「見えないなら、もぐればいいじゃないですか!」 施主自ら床下にもぐる。 施主がもぐれば業者ももぐらざるを得ない。後に続く。 「ほら、こんなに水が溜まっているんですよ! 大丈夫なんですか?」 床下から声が聞こえる。 しばらくして床下から出てきた業者が、 「ちょっとかなり水が溜まっていますが、今まで問題が起こったことはないので、大丈夫だとは思います。どうしても気になるようでしたら、雑巾で拭くとかしますが・・・」 「じゃぁ、気になるので、そうしてください。」 提案したものの、まさか雑巾で拭けとは言われると思っていなかった業者は、ムっとしながら、 「はい、分かりました。」と言った。 施主は、 「でも、どうして基礎に水が溜まるんですか?」 とどうしてこういったことが起こるのかの現象を質問した。 折りしも昨日、大雨が降っていたのだが、もしそれが原因なら、屋根まで貼っているのに余計おかしい。 「施工中に雨が降っていて、それが残っていたのかもしれません。」 業者があいまいに答える。 「でも、大丈夫ですよ。」 ずっとやり取りと聞いていた彼が、 「『どうして?』と聞いているのに、『大丈夫です』だけだったら、不安になりますよ。『原因を調べます』とかないんですか?」 と言った。 「あっつ、ハイ。では、ちょっと社内で調べます。」 業者が何とか答える。 その後、今後の施工スケジュールの打ち合わせをし、業者は帰っていった。 彼が、水が溜まった原因を分析する。 「基礎に水が溜まっているのは、水抜き穴をふさいでないからかもしれない。水抜き穴がふさいでなかったから、昨日の雨でそこから吹き込んで水が溜まったのか。ただ、水勾配が取れていればあんなに水がたまらないはずなんだけど。水勾配も取れていないのかもなぁ。 どちらにしても、水抜き穴がふさいであるかどうかは、確認した方がいいよ。」 ん~、そうなんだ。ちょっとしたことで、水が入り込んじゃうんだね。 昔、雨漏りの調査をしていたとき、進入経路を見つけ出すのにとても苦労したことを思いだす。 施主にとても感謝されて、中間検査の立会いが終わる。 予定より早く終わったので、「いい家が見つかったんだけど。」と家を買いたいと言っていた弟の家を見に行くことにした。 埼玉から神奈川へ移動をし、完成した物件を見る。 ここでも床下収納から施工の様子を観察する。大丈夫そうだ。 全体的に観察して、大丈夫そうなことを伝え、弟達は、業者と購入方法について話を詰めていく。 今日は一日、家チェックだった(といっても、ほとんど彼がやっているのだが)。 帰りの車の中で、自分達はどうするのかの話し合いがもたれたが、とりあえず、情報集めから取り掛かりましょう、ということになった。 そろそろ、自分達のことも考えないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/07/10 08:06:05 PM
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