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テーマ:家を建てたい!(9870)
カテゴリ:家づくりのアドバイス
家を新築中のお知り合いの方から、すごい勢いで電話がかかってきた。
「外壁がむらになっているんだけど、大丈夫なの?!」 その方のお家の外壁は、モルタルだったので、会社勤めをしていた頃を思い出し、アドバイスする。 モルタルは、現場仕事なので、多少むらがあっても大丈夫ですよ。 と、いうか、大丈夫かどうかは、一番上の仕上げの状況より、下塗りがきちんとされているかどうかの方が影響しますよ。 下塗りの写真あります? 「外壁までくればもう外からみて分かるだろうと思って、下塗りは写真をとっていないんですよ。」 そうですか。下塗りや胴縁が何ミリ厚かとか気になりますね。 法律で一応基準が決まっているのだが、会社にいたころ、実際何ミリが良いのか実験したなぁ、とふと思い出す。 とりあえず下塗りはおいといて、「むら」の様子をよく聞くことにした。 「うろこのような仕上げ方になっているんだけど、厚みが全然違うんですよ。」 あぁ、今はやりの仕上げ方なんだな。と思いつつ、さらに様子を聞く。 「なんだか、東西南北で全然仕上げ方が違っていて・・・」 よくよく話を聞くと、各方位面で別々の職人が担当したため、統一感がないようだった。 それでも、施主としては気になるところだと思うので、ちなみにどこのメーカーの商品か聞いてみる。 「○○のだと聞きました。」 ○○! あっつ、それは実験したことがある商品だ。 当時と今とでは多少違うかもしれないが、そのメーカー品のだったら、大丈夫だったハズ。 昔の記憶をひっぱりだし、色々とお話をする。 興奮気味だった施主も、だいぶ落ち着かれたようだった。 「とりあえず、仕上げ方が違うのは納得ができないので、会社の方に言います。」 美観的なことはやはり気になる点ではある。もし外壁をはがしてやり直し(費用の点からめったにこういうことはしないが)することになったら、今度は躯体に影響がありすぎるから、対応策としては上塗りなんだろうな、と思いつつ、電話を切る。 こういうことって、もう少し現場監督が注意していれば防げることなんだけどなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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