健康・美・老化を考える辻クリニック院長のブログ

2008/02/01(金)14:00

ダイエットと食事制限の見解

ダイエット/部分痩身治療(138)

当院はエイジマネージメント/予防治療の見地からダイエット治療を行っていますが、その治療法については賛否両論あります 「ダイエットは治療ではない よって健康的でない方法(極端な食事法や薬剤)によって痩せるのは賛成できない」というのが反対派の意見です その一つに「食品中の炭水化物:脂質:タンパク質比率」があります 「健康派」は「6:3:1」「6:2:2」という比率を推奨し、それ以外の方法(アトキンス法など)は「不健康」とい理由で拒絶します しかし考えてみて下さい ダイエットといものを「治療」と捉えるならば、「治療法が健康的であるかどうか?」を問うのはおかしいのでは? *外科手術 *内服薬 *外用薬 どのような治療であっても「その治療(治療薬)が健康的かどうか?」は問わないでしょう 問われるのは *効果は? *副作用は?(あるかないかではなく、どれだけ少ないか?) です 治療というものは「リスクがあることを承知で行う行為」です そうしなければ治らないのです それに比べれば、ダイエット中の食事法など大変リスクの少ない「治療」と言えます さらにダイエットを *体重(体脂肪)を落とす期間:当院では除脂肪期と呼ぶ *体重(体脂肪)を維持する期間:当院では維持期と呼ぶ に分けて考えればよいのです 健康派の言う「健康的な栄養バランス」は「除脂肪期」に語られるものではなく「維持期」に語られるものです *除脂肪期は「どんな手段を使ってでも落とす:なぜなら治療であるから」 *維持期は「もっとも健康的な栄養バランスで維持する:なぜなら生活であるから」 という考えが最も重要であると考えています

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