健康・美・老化を考える辻クリニック院長のブログ

2008/02/08(金)10:59

「壊す」と「作る」のばらんす

アンチエイジング/若返り治療(97)

多くの人が「老化」を「作れなくなる」と考えておられるようです 肌:コラーゲン等を作れなくなる 骨:作れなくなる などです 間違ってはいないのですが、少々違う 再生という行為は「破壊」が必要です 『?』と思われるでしょう 正確には「古くなったものを壊し、そこに新しいものを作る」という行為が再生です 肌であっても骨であっても、古いものを壊したところに新しいものを作っています 「どちらが先か?」 当然「壊す」が先 古いものが「しっかりと」壊されていないと、新しいものが作れません 建物の「立て直し」によく似ていますよね 古い建物が建ったままでは、新しい建物は建ちません 老化した肌(真皮)には、古いタンパク質(エラスチン塊)が大きくたまっていて壊せません これが老化の原因と考えられています 「壊れないように、壊れないように・・・」とお肌を大切にしているのに、実際の若返りのためには「せっせと壊す」という部分が遅れているとはなんとも皮肉なお話ではないですか

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