バロックの楽しみ♪
とても楽しみにしていた、世界的フルーティスト工藤重典さんとパイヤール室内管弦楽団やソロ、通奏低音と活躍されているチェンバリスト、リチャード・シーゲル氏によるコンサート。会場は鶴岡市文化会館です。実はリハから拝聴させていただいたのですが、ホールに入った途端ビックリ!今までこの古く大きく音響的に恵まれているとは言えないこのホールでは耳にしたことがない豊かな響きではありませんか!!そして本番。リハでは全体にサラリと奏されていたので本番はどう変貌するかな??と楽しみにしていましたが、工藤さんのフルートは豊かなのに軽やか、熱を帯びても一つ一つの音の粒が美しく、シーゲルさんのチェンバロは節度と品位があり、工藤さんが時々投げかける変化球をしっかりキャッチして応える、当たり前で恐縮ながら「さすがプロ!」と感じ入る演奏でした。アンコールのスコットジョプリンも楽しかったです♪今回使用のモモセ・ハープシコード。さて、コンサートや講習会など諸々終えた後は、あるご縁がありディナーをご一緒させていただくという幸運に恵まれました。フルート吹きbalaineとチェンバロを弾いている私にとって、工藤さんとシーゲルさんは偉大な存在。はじめは少々緊張しましたがお二人はとても気さくに接してくださり、特にシーゲルさんとは色々なお話をさせていただきました。今日のコンサートのことはもちろん、最初はピアノだったけれどバッハが好きで転向したこと、ブランデンの5番を愛していること、バロックダンスのこと、パリの大学にある美しいクラブサン達のこと、フランスでは日本の文化に関心を持っている人がたくさんいること・・・。また来月バッハのフルートソナタコンサートを聴きに行く予定の「チェンバロを弾いた猫」lalaloulouさんは留学時代シーゲルさんの生徒であり、お母様が友人であったことも伺い(さらにフルートの藤田マヨリさんは工藤さんのお弟子さん)音楽のつながりとともに人のつながりを感じ、何だか感動しました。こちらのコンサートもとっても楽しみです!なんとこの日は工藤さんのお誕生日!!みんなで♪happy birthday to you♪を歌ってお祝いです☆ケーキは後でみんなでいただきました。美味しかった~♪翌日次の公演地に赴くシーゲルさんからお花をいただきました。本当に楽しくステキな時間でした。あ~いつかフランスに行けたらいいな~、いや、その前にもう少しエンゲレッセを話せるようにならねば(笑)工藤さん、シーゲルさん、いろいろとご配慮くださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました♪♪シーゲルさんが編集された教則本。簡単すぎるよ、と言われましたが、シンプルな曲を美しく奏でるのは実はとても難しいのです。また基礎を振り返って練習してみたいと思います!