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カテゴリ:音楽
演奏は「山形弦楽四重奏団」、そう、ジョンダーノホールのサロンコンサートで庄内定期をしていただいている山Qさん。ですから、もう何度も演奏はお聴きしているのですが、いつもは受付・会計、お客様の御案内、あんなことやこんなことをしながら、かつアンコールにbalaineがご一緒させて頂くときは「息子の発表会を見守る母のような気持ち」でbalaine君の演奏にばかり耳が行ってハラハラしていますので、いつもどこか落ち着いていないのでしょう。 今回はまるで貴族のお屋敷の演奏会に招かれた様なそんな気分で、ゆったりと音楽に浸ることができました。 ああ、楽しかった~。 ところで、今回のコンサートではいつもとは違ったことがありました。 それは楽章間の温かな拍手が自然に沸き上がったこと、そしてそれが最後まで続いたことです。 はじめは「ん?」と思った私ですが、徐々にそれが当たり前の様になり全然気にならなくなりました。 だって拍手をしておられる方は本当にニコニコと嬉しそうにしていたから。 現在、通常では「楽章間での拍手はしない」ことが当たり前になっていますし、演奏者にとっても観客にとっても集中力や緊張感が切れてしまう、と嫌う方は多いでしょう。 しかしかつては楽章間でも「これは良かった」と感じれば拍手し、鳴り止まなければもう一度その楽章を演奏する、いわゆる本来の「アンコール」があったといいます。また、カストラートのファリネッリなどが超絶技巧を駆使して超ハイトーンで歌い上げると、普段は物静かな深窓のご令嬢や貞淑なご夫人なども「キャー!」と黄色い声を上げ失神なさったりしたとのこと。ロックのライヴさながらだったわけです。 さすがに今このようにするのが望ましい、とは思いませんし、賛否両論あるところでしょう。でも、いいな~と思わずしてしまった拍手は、明らかに「そこはナシでしょう!」というところでなければよろしいのではないかと、そんな気分になりました。 ・・・あ、そうか。これも明治ホールの雰囲気と山形弦楽四重奏団の皆さんのお人柄の成せる技だったのですね。 とても素敵なひとときでした♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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定期的なコンサートの主催、ご苦労様です!
ゆったりとした気分でお楽しみ・・何よりでした。 ご自身のチェンバロの練習もされて、日々ご多忙の事と! 私はアウトドアに時間をさかれ、フルートからは遠ざかり気味です。 (2012年06月08日 23時08分24秒)
kokutanfluteさん
会場のレトロな雰囲気も相まって本当にゆったりとした良い気分でした~。 ただいま通奏低音で悪戦苦闘中なので、現実逃避(?)のようなところもあったのかもしれません(笑) 旦那様とアウトドア、素敵ですね☆ (2012年06月09日 11時11分44秒) |