2007/10/24(水)14:30
女旅語録・・・ザグレブにて。素敵な散歩道
前回もそうだったけど。
あり得ないほど続いてる、この旅日記
7日間しか行ってないのに、既に書き始めて2週間を過ぎようとしている。
これで私が旅が余程好きだってこと、お分かりでしょうね~
さて、ザグレブで早起きしようと意気込んでたのですが
それほど早くも起きれず、ひたすらお腹が空いて(またっ・・)
朝食カフェへ勇み入り、食べた・・・
なんと言っても美味しいのでした。
こちらにきて、ほんとに美味しいと思ったのは
ソーセージ。
日本の「それ」とは違い、味が深い。濃い。でも辛いわけではなく
とにかくどこで食べても美味しい。
クロワッサンも、クグロフも数種類あり食べる食べる。
結局、1時間は居ただろうか・・しっかり珈琲もお代わりして〆る。
腹ごなしに、街散策へ・・・
外はすっかり真秋の寒空
さっむーーーーい!!!
息も若干白いし・・・
メインストリートに面している私達のホテルは、
一歩でると緑豊かな公園 ストロスマイル広場がある。
そこから北へ足を運び、聖母被昇天大聖堂を目指す
ゆったした坂道、まばらな人影
ドブロブニクの方が田舎なのに、都心のザグレブの方が人が少ない。
おもしろい現象
そのうち、大聖堂が見えてきた。
近づくにつれて、その大きさが分かる。
100m以上の尖塔がふたつ、ネオゴシック様式を取り入れたとても美しい建物。 次第に、唱が聞こえてくる。
賛美歌だ・・・ 牧師の声に被せたように男性合唱の賛美歌が・・・
美しいです。ほんとに美しい。
立ち尽くし、聞き入り、はたと気付いた内装の美しさにまた
動けなくなる。
私は、教会を観るのは昔からとても好きだけれど、
この教会は特に素敵だと思った。
ヨーロッパの教会とか大聖堂とか、
結構閉鎖的な感じがするところが多い。
だけどここは、穏やかで、締め切った感じがなく、開放的で
何者も許して受け入れる空気があった。
そこが好き・・・
離れがたいのを我慢して、今度は聖マルコ教会近くの市場へと向かう
でもそこは、、まるで巣鴨?のようでした。
赤い股引?とか、「これは、、買う人がいるのだろうか。。」と疑いたくなるような、古いデザインの洋服が露店で売られている。
奥の市場では、食品がところせましと並び、果物、野菜がいろとりどり
美しさを競いあってた。
クロアチア名物のひとつ、蜂蜜も瓶ごと並んでて綺麗だった。
でも私達が買ったのは、2クーナ分。(約45円)なのに
大量だったため、食べきれず、また捨てるはめに、、、ごめんなさい。
そこからまたホテルへ帰る道、カフェを探してつらつらと歩く。
でも日曜日はどこもお休みだらけ。
あいてるのはファーストフード店くらい。。。
小さなパイを測り売りしてるお店で買い食い。
チーズ味、ベーコン味、バジル味、胡麻味。いろいろあって、
暖かくて美味しい♪
そんなふらふら散歩の途中
横道にそれた私達の目の前に現れたのは、
とてもお洒落な美術館だった。
メシュトロビッチ・アトリエ
地図にも載ってない静かに佇むそのアトリエの入り口から
出てきた女性に、通りすがりに
「ここは、クロアチアでも有名な彫刻家のアトリエよ
とってもお薦めだから、是非観て行って」 と言われたのも後押しし
入る。
そこは、枯葉をも芸術的に魅せる空間だった
静かなアトリエに、ゆっくりした空気が流れる。
彼の彫刻は、いたって女性的でやわらかく、(女性のモデルが多いし)
乳臭さを覚えさせるほど、健康的でリアルな肌の曲線が美しい。
私は実はアトリエが苦手。
作家が自分の内面にあるものをどうにか表現しようと
内側へ、内側へと意識を投入していく環境に馴染めないから。
空間も、インテリアもエクステリアも完璧すぎる程だと
外に出て行く必要性が無くなる気がして、
それが逆に閉塞感を生むのだろうか。
私は外へ、外へ出て行こうとする人間なんだなぁと
改めて思う。
そんなアトリエを後にして、
再び街並みに足を運ばせ
ふと見つけた丘の上へ伸びる階段。
傍の住居とともに、すき♪な景色
開放感あるでしょ?