アカシヤの木製食器ができるまで。/ 第7話(最終回) 「最終仕上げ」
第7話。最終回である今日は、「最終仕上げ」 です。その前に、上の画像の焼き飯ですが、セルクル津店(三重県)の元店長からいただいた「スキヤキ用・松阪牛」。どう見積もっても 20,000円以上はしそうな代物です。この話は後日。で、一気に食べるのがもったいないので 少し残しておいて、シンプルな「肉焼き飯」にしました。本当は、油の多い料理をウッドウェアーに直接入れるのは避け、レタスやバランを敷き、その上に盛りつけていただくのが長持ちさせるコツです。使用しているのは、ボート トレイ L というもので、とても素敵なスタイルをしたウッドウェアー。南の島で使われているボートのようでしょ。右上のお椀は、メープルボールLサイズ です。さて、この ボートトレイ を裏返すと、このように 当店のロゴが入っているのですが、この最終仕上げを確認し、梱包仕様の変更を話し合う為、マニラから 2時間ほどのところにある「倉庫」へとやって来ました。こちらが、刻印している様子ですが、このように、ひとつひとつ手作業になります。1回のオーダーが 4,000個(枚数にして 5,000枚)なので、このおじさん、当店の注文だけでも1ヶ月で 5,000回 バーを上げ下げしていることになります。 こんな小さなものにまで 押してもらっています。申し訳ないです!さて、刻印が終われば、いよいよラッッピング。これらは 当社のものではなく、ヨーロッパ向けだそうです。包装紙は再生紙ですので、入荷の度に 色と厚みも違うそうですが、当店の日本向けについては、新しく入荷してくるものから厚手の紙だけになります。また、検品し易いように このような セルクル仕様の特別梱包 になっています。 それらを、Kathy と 梱包責任者(右のおばさん)が見届けた後、Mario の指示で マニラ湾岸倉庫に納品。出帆され、大阪港へ入港、湾岸倉庫で一旦保管された後、奈良県の倉庫(配送センター)送られ、全数検品の後に出荷となります。そうやって、お客様のお手元へと配送されて行くんです。以上、ウッドウェアーができるまで。全7話 でした。